対処すべき課題

 今後のわが国経済の動向につきましては、緩和的な金融環境と政府の経済対策により、雇用・所得環境の改善が進み、引き続き緩やかな回復基調を維持することが見込まれます。しかしながら、朝鮮半島をはじめ世界的な政治経済動向の不透明さが残った展開になると予想され、十分注意を要する状況が続くものと思われます。

 こうした環境下、当社は、2018年4月にスタートさせた「中期経営方針Get Ahead of the Future~新しい時代の先へ~」に基づく諸施策を進めていく考えです。

 ① 成長投資と維持更新投資への優先的な取り組み

 収益の柱である商業施設事業に最優先で継続投資いたします。具体的には2018年中に「サントムーン柿田川」の増床・リニューアル工事(第4期開発)に着手します。(第4期開発の概要は56ページをご覧ください)

 ② 事業規模の拡大と収益性の向上

 収益の柱である商業施設事業に経営資源を傾斜配分することにより、当社グループとして、事業規模の拡大と収益性の向上を確実なものとしていきます。事業規模の拡大にあたっては、ESG(環境・社会・ガバナンス)などの概念や経済価値や社会価値の創造をしっかり意識して取り組みます。さらに、事業推進におきましては、当社の独自性を活かしつつ、既往の締結済みの資本業務提携先とのコラボレーション的な取り組みを一層強化し、目の前のビジネスチャンスをしっかりとらえていきます。同時に、将来の布石として、商業施設事業を始めとした当社グループの各事業のシナジーを意識した新規事業の創出にも取り組みます。

 なお、2018年3月28日に「事業の一部譲受けに関する基本合意書締結のお知らせ」として開示いたしましたヘルスケア事業の譲受けに関しましては、現在、2018年6月末の合意を目指して協議を続けております。今後の協議の進捗次第で、必要に応じて、業績への影響などを株主の皆様に適時適切に開示していく予定であります。

 ③ 財務マネジメントの強化と復配

 持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のため、財務の健全性の確保が大前提となります。今後は、フリーキャッシュフローの確保と有利子負債の圧縮を重点テーマとして財務マネジメントの強化に取り組みます。これらにより、中期経営方針期間中に復配の目途をつけたいと考えております。

 ④ 人材の確保と育成

 働き方改革への取り組みや女性が活躍できる環境作りを推進し、人材の確保と育成に取り組みます。

 ⑤ コーポレートガバナンス・コードに沿った経営の徹底

 当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を確実なものとするため、ガバナンス体制の維持・強化を図るとともに、事業活動を通じた社会的課題への対応も推進します。

 以上により、当社グループは、120年を超える当社の歴史と伝統を背景に、経営理念である「進取の精神」と「自利利他の心」に基づき、発想力を活かし無限大の可能性へ挑戦していきます。当社グループの役職員一同全力で、「中期経営方針Get Ahead of theFuture~新しい時代の先へ~」を推進し、企業価値のさらなる向上に邁進する所存でございますので、株主の皆様には倍旧のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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2018/06/27 12:00:00 +0900
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