第100期定時株主総会招集ご通知・報告書

ご挨拶

　平素は格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
　当社の第100期定時株主総会招集ご通知をお届けするにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
　当期は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が進む国や地域を中心に、各種制限の緩和と経済活動の正常化が進む一方で、中国のゼロコロナ政策の動向、ウクライナ危機や資源・エネルギー価格高騰の継続、世界的なインフレの加速、金融情勢の混乱等により先行きは不透明な状況が続きました。
　当社グループは、「2022中期経営計画」（2020年度～2022年度）を基盤強化ステージと位置づけ、成長分野への積極投資や、収益基盤の強化などを推進してまいりました。当期につきましては、これらの取り組みの結果、連結売上高、連結営業利益、連結経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前年同期を上回ることができました。
　当社グループは、豊かで持続可能な社会実現のため、「ライフ・ヘルスケア」、「電子・情報」、「環境・エネルギー」の３分野において、化学の力で新しい価値を継続的に創出する企業グループを目指しており、2030年度のありたい姿を目標とする「NOF VISION 2030」を新たに策定いたしました。2023年度を初年度とする「2025中期経営計画」では、「NOF VISION 2030」で掲げる目標の達成に向けて、市場の変化を捉えた事業拡大、新製品・新技術開発の加速や生産性の向上に加え、将来への布石を打つ戦略投資を積極的に実行し収益拡大に注力してまいります。
　また、2050年のカーボンニュートラルの実現を推進するため、TCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）の提言に賛同するとともに、温室効果ガスの排出削減への取り組みや、地球温暖化防止に貢献できる技術開発に尽力してまいります。
　当社グループは、今後も、化学の力で新しい価値を継続的に創出し、すべてのステークホルダーの皆様の信頼にお応えし続けることで、安心で豊かな社会の実現に向けて挑戦してまいります。
　株主の皆様におかれましては、何卒倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長