第164期　定時株主総会招集ご通知

株主の皆さまへ

　株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。当社第１６４期招集ご通知をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。

　当期は、国内外の経済が不確実性を伴いながらも緩やかに回復する中、当社が主に事業を展開する国内消費財市場では、商品の高付加価値化等を背景とする単価の上昇が継続し、堅調に推移しました。
　このような環境のもと、当社グループは、中期経営計画「Visionビジョン2030 1st STAGEファースト ステージ」の最終年度となった当期を収益基盤再構築の年と位置づけ、様々な施策を強力に推し進めてまいりました。
　海外では、重点国の中国で経済環境が厳しくなる中においても、戦略的な販売チャネルの拡大などにより、高い売上成長を維持することができました。また、タイ、マレーシアでも洗濯用洗剤を中心とする売上成長とと もに、コストダウン施策も成果を上げ、利益ある成長を実現しました。
　国内では、高付加価値新製品の発売、育成に注力する一方、非注力ブランドの譲渡を実行するなど、事業ポートフォリオ改革に取り組みました。併せて、デジタルの活用などによるプロモーション費用の効率化も進めました。
　以上のような取組みの結果、当期の連結業績は、売上高、事業利益、営業利益、親会社の所有者に帰属する当期利益、いずれも年初の目標ならびに前期の実績を上回ることができました。
　配当金につきましては、新たに導入した累進配当を基本とし、株主の皆さまへの利益還元を継続的かつ安定的に実施する方針のもと、前期に対し１円増配し、1株につき2７円（中間配当金13円、期末配当金1４円）とさせていただきました。
　2025年度からは、新中期経営計画「Visionビジョン2030 2nd STAGEセカンド ステージ」をスタートさせました。海外では主要各国の強みをベースにグループの総合力を発揮させることで利益ある成長を目指すとともに、国内では引き続き、収益構造改革に注力してまいります。併せまして、今期は前期を上回る3円の増配を予定するなど、株主還元につきましても一層の充実を図ってまいります。
　株主の皆さまには、一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

２０２５年２月
代表取締役兼社長執行役員　竹森 征之