トピックス

デクセリアルズのDX(デジタルトランスフォーメーション)
~品質管理の業務改革~

 当社ではAI、IoTなどの先進的な技術による高度なデータ活用が新たな成長につながると考え、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しています。その中で品質管理においては、革新的な製品品質の向上と競争力強化に寄与しております。
 当社の主力製品のひとつである反射防止フィルムの生産工程(検査)において2018年よりAIの導入を行いました。この製品はロール状のフィルム製品を効率よく・品質を確保して生産することができるロールtoロール方式で生産しておりますが、不良発生時には、欠陥が連続して生産されてしまう可能性があります。
 そこで当社では、品質を管理、保証するための光学的な検査装置を設置し、全長・全幅の品質検査をリアルタイムで行い、品質の確保と不良の早期発見を行っております。これは当社が独自に開発した、画像処理を用いた自動外観検査装置や自動計測装置を組み込み、これら装置から得られる膨大なデータをAIのディープラーニング機能を活用してリアルタイムで高精度に欠陥画像を分類するシステムを自社で開発・構築しています。さらに、分類結果を多次元で集計することで多角的な 分析を行えるシステムも自社開発し、既存の生産管理システムに統合することで、製造設備を稼働しながらリアルタイムでその状況を把握しています。これにより、欠陥が連続して生産されることを防ぎ、製品の不良品率の低減と大幅な収益向上を実現しているほか、生産過程で得られる数万項目におよぶデータを分析することで、品質のさらなる改善や安定的な確保へとつなげています。
 今後はさらに、欠陥が作られる前に、AIが予測して発生自体を防止するなど、予測技術をもとにした高度な制御技術の確立にも挑戦するとともに、他の製品に対しても、DXによる業務改革・ビジネス変革の手法を横展開し、スマートファクトリーの実現を目指してまいります。



環境配慮への取り組み

 当社では、環境配慮型製品を開発するとともに、事業活動において環境負荷低減に取り組むことで、新たな価値に繋がる事業と環境保全活動を展開しています。
 事業活動においては、再生可能エネルギーの導入などにより2030年度に事業由来の電力消費によるCO2排出量ゼロ達成を目標に掲げ、お客さまの製造工程の省エネルギー化や最終製品のエネルギー効率向上に資する製品の提供を通じて、サプライチェーン全体の環境負荷低減に向けた取り組みを進めています。

 2021年9月には、気候変動関連財務情報開示タスクフォース(以下、TCFD)による提言への賛同を表明し、「TCFDコンソーシアム」に加入しました。今後当社は、TCFDのフレームワークに基づき、「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標・目標」を含む項目についての情報開示を進めていきます。
 また、2022年2月には、使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組む共同出資会社「株式会社アールプラスジャパン」に資本参加しました。今後、同社のケミカルリサイクルによる資源循環を通じて、世界共通のプラスチック課題の解決に寄与しながら、さらなる環境負荷の低減を図っていきます。


NEWS

技術・製品情報サイト「TECH TIMES」のご紹介
 マーケティング活動における当社や当社製品の認知拡大を目的として、「TECH TIMES(テックタイムズ)」を当社HP上に公開しています。当サイトでは、当社の技術および製品の基礎知識や、どのように使われているかといった製品用途、今後の展望などに加え、当社製品を取り巻く環境や技術のトレンド、製品ができるまでや開発秘話といった当社の「もの作り」への取り組みについてもご紹介しています。

https://techtimes.dexerials.jp/


IRサイトのご紹介
 株主総会や株式手続き、配当情報に加え、当社の経営方針や最新の業績動向、各種説明会資料などについては、IRサイトよりご覧いただけます。主なニュースリリースやサイト更新情報など、IRに関する情報をメールでお届けするIRメール配信登録も行っていますので、こちらもご参照ください。

https://www.dexerials.jp/ir/


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2022/06/17 12:00:00 +0900
2022/06/23 00:00:00 +0900
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