第23回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 5411

第9号議案
取締役北野嘉久氏の解任の件<株主提案>

 第9号議案は、株主(2名)からの提案によるものであります。
 なお、提案株主から提案された原文には記載のなかった議案の件名を付し、提案の内容および提案の理由は、提案株主から提出された原文のまま記載しております。


提案の内容

 取締役北野嘉久氏は無用な設備投資を実施し、その資金調達目的で会社の経済的負担がより重くなる株式発行を、しかも日本人を新株引受人から排斥して株主および会社の利益を毀損したので解任する。

提案の理由

 地球温暖化の原因を二酸化炭素説と断定することは早計に過ぎ、其の発生量削減を目的とする設備投資をすることは、稚拙且つ無益な経営判断である。

 其の資金調達目的の新株発行の手続きについて、手間も資金調達も不要且つ後年度負担の無い方法として(1)内部留保を取り崩す。(2)余剰利益の配当金を減じ其れを充当する。以上は後年度負担がゼロである。後年度負担の軽くなる方法として、(3)超低金利の国内の銀行から融資を受ける。前記の容易且つ、軽負担の方法が多数存在するにも関らず、唐突に会社財産の毀損を企図するが如き新株発行に走った。

 亦新株引受人から日本人を排斥する株式発行は、配当金は全て外国に渡り日本経済に寄与せず、日本国の資産を外国に売り渡すことになり売国行為と言っても過言ではない、と同時に既存の日本人株主及び社員に対する裏切りでもある、よって北野氏は其の任に耐えざるものと思料し解任をを提案する。

【取締役会の意見】
当社取締役会は、本議案に反対いたします。

(反対の理由)
 当社は、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)にて「パリ協定」が採択されたことを背景にG20からの要請を受けて設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」による最終報告書の趣旨に賛同し、グループ全体でTCFDの理念を経営戦略に反映して、気候変動問題の解決に向けて取り組んでおります。JFEグループは、気候変動問題は事業継続の観点からきわめて重要な経営課題として認識し、これまでさまざまな省エネルギー・CO2排出削減技術を開発し適用することでリスクへの対応を進めてきました。また、これまで培ってきたさまざまな技術をグローバルに展開することで、これを機会と捉えて気候変動問題の解決に向けて貢献しています。
 上記の気候変動問題の解決に向けた対応のためには多額の資金が必要であり、当社では、中長期の成長に向けた戦略投資のための資金確保および財務体質強化を目的とし、また株主構成の多様化の観点から、海外募集による新株式発行および自己株式の処分ならびに転換社債型新株予約権付社債の発行を行いました。調達した資金については、西日本製鉄所(倉敷地区)における無方向性電磁鋼板の生産能力増強などに活用しており、早期に利益をあげていくことで株主の皆様に還元していく所存です。
 このような気候変動問題の解決に向けた対応に加え、取締役北野嘉久氏は、「量から質への転換」によるスリムで強靭な事業構造への改革をはじめとする第7次中期経営計画で掲げた各施策をリードし、また、代表取締役社長として、海外の成長分野・地域における積極的な投資による事業拡大戦略を中心とした第8次中期経営計画を策定するなど、当グループの持続的な成長と企業価値向上に取り組んでまいりました。また、法令および定款に従い忠実にその職務を遂行しており、取締役を解任する理由はないと考えております。従いまして、取締役会は、本議案に反対いたします。

以 上

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2025/06/25 11:00:00 +0900
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