第102回定時株主総会招集ご通知

ごあいさつ

　昨年、デンソーは創立75周年を迎えました。長年にわたりデンソーを支えてくださった株主の皆様に、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

　今、私たちは大きな変化の中にいます。自動車業界はCASE^※1による転換期を迎えており、クルマの電動化や SDV^※2による知能化の進展、そして、半導体やソフトウェア技術の進化により、クルマと社会がつながり、新たな価値をもたらそうとしています。

　このような中、私たちデンソーは、創業以来、培ってきたメカ、エレクトロニクス、ソフトウェアを最適に統合するシステム開発力に磨きをかけ、モビリティの進化に一層貢献することで、世界中の多様なお客様のニーズに応えていく所存です。さらに、モビリティの領域で培った技術を、エネルギー、工場自動化（FA）、食農等、新たな領域にも展開し、広く社会課題の解決に貢献して参ります。

　これら多くの挑戦を支える原動力は、ほかならぬ“人”です。社員一人ひとりにとって、デンソーという会社が“内発的想い”を高め、仕事の挑戦を通じて、働きがいを感じ成長していく場となるよう、企業カルチャーを磨き上げて参ります。

　2025年はデンソーが創立100年に向け、次の25年をスタートする重要な年になります。未来につながる次の道を切り拓いていきたい。そんな想いのもと、16万人の社員と共に、力強く前進して参ります。

　株主の皆様には、今後とも変わらぬ温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2025年5月

取締役社長　林　新之助　

※1 CASE：自動車業界における新潮流　Connected（コネクテッド）/Autonomous（自動運転）/Shared（シェアリング）/Electrification（電動化）
※2 SDV：Software Defined Vehicle ソフトウェアの変更により価値や機能が変えられるクルマづくり