第99期定時株主総会招集ご通知

株主の皆様へ

　株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。第99期招集ご通知をお届けするにあたり、一言ご挨拶申しあげます。
　新しい中期経営計画がスタートしました2020年度は、免震・制振用オイルダンパー他、不適切行為の再発防止、企業風土改革の一環である、規範意識とコンプライアンス遵守を経営の根幹に据えながら、「取り戻そう信頼と誇り」をスローガンに、高収益体質への変革を目指す年でした。
　しかしながら、新型コロナウイルス感染の世界的な急拡大により、各国の都市封鎖や政府の緊急事態宣言下で迎え、極端な逆風からのスタートとなり、その対策が急務となった一年となりました。
　一方、不適合オイルダンパーの適合化は進み、2021年３月末時点で約90%が完了し、引き続き残りの適合化を進めております。
　2020年度業績につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受ける中、大胆な固定費削減活動を中心とした改善活動を断行し、その後の需要回復もあり、売上高3,280億円、親会社の所有者に帰属する当期利益171億円を計上し、黒字化を果たすことができました。
　2021年度は、新型コロナウイルス禍による中期経営計画の遅れを取り戻す一年とします。グループ会社再編によるガバナンス強化や固定費の更なる削減、海外重点拠点の一層の改善、財務体質の改善、またESG、SDGsといった社会からの期待への対応を取り組みの柱とし、これまでのものの考え方、仕事の進め方を改めてまいります。いまだ新型コロナウイルスの感染収束の目途が立たず、世界経済の先行きは不透明ではありますが、中期経営計画の完遂を目指し、一日も早く株主の皆様の信頼を取り戻せるよう、グループ一丸となって取り組んでまいります。
　株主の皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますことを心よりお願い申しあげます。

代表取締役社長執行役員

Masao Ono