当期のグローバル販売台数は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、日本や欧州、ASEAN等で販売が減少したことから、前期比9.3%減の1,287千台となりました。一方で、販売が好調な米国やオーストラリア等では、需要の回復を上回る販売を達成し、前期を上回る販売台数となりました。
市場別の販売台数は、次のとおりです。
<日本>
商品改良モデルを導入した「CX-5」や「CX-8」の販売は好調であったものの、他社との競合激化の影響等による販売減少により、前期比12.9%減の176千台となりました。
<北米>
米国は、総需要縮小の厳しい市場環境の中、新規導入の「CX-30」や「CX-5」などのクロスオーバーSUVが販売を牽引したことにより、前期比7.0%増の295千台となりました。また、北米全体では、カナダやメキシコ
において販売が減少したものの、前期比1.6%増の403千台となりました。
<欧州>
新型コロナウイルス感染症によるロックダウンが想定以上に長期化し、主要市場であるドイツや英国などで販売が大きく減少したこと等により、前期比32.3%減の178千台となりました。
<中国>
「MAZDA CX-4」や「CX-5」などのクロスオーバーSUVの販売が増加したことに加え、新規導入した「CX-30」が台数増加に寄与したことから、前期比7.8%増の228千台となりました。また、セダン系車種の需要が高い中国市場において、最量販車種である「MAZDA3」も好調な販売を継続しております。
<その他市場>
主要市場のオーストラリアは、総需要の回復を上回る販売台数を達成し、前期比2.8%増の93千台となりました。特に、クロスオーバーSUVは好調な販売を継続しております。一方、その他市場の全体では、タイなどASEAN市場の販売減少もあり、前期比12.7%減の301千台となりました。