第11号議案
定款の一部変更の件（役員報酬の個別開示について）〔株主提案９〕

１．議案の要領
　取締役及び執行役員の報酬・賞与その他職務遂行の対価として会社から受ける財務上の利益は個別開示をする旨を定款に定める。

２．提案の理由
　役員報酬の個別開示は、株主が各役員の実績と報酬の妥当性を評価する上で不可欠である。この開示により、株主は会社の運営に対する透明性を確保し、役員の責任と成果を明確に把握することができる。また、報酬の明確化は役員のモチベーションを高め、その結果、会社のさらなる成長と株主利益の最大化に寄与する。個別開示により、費用対効果の測定が容易になり、役員に対して適切な報酬を提案することが可能になる。これは、会社の持続的な発展と株主価値の向上に直結する。

【当社取締役会の意見】
反対：当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
　当社の取締役の個別報酬については、株主総会において決議された報酬総額上限の範囲内で、委員長及び過半数の委員を独立社外取締役とする指名・報酬委員会が役員報酬の基本方針や報酬制度の内容等について十分な審議のうえ、法令に基づいた手続を経て決定しております。さらに、開示については、事業報告及び有価証券報告書において、法令に従い取締役報酬の算定方法、役員区分ごとの報酬総額及び支給人数について適正に開示しております。したがって、本議案のような定款変更は不要と考えます。