1.議案の要領
株主総会の様子をインターネットで生中継し、終了後はその動画を当社ホームページに一定期間掲示する旨を定款に定める。
2.提案の理由
当社は、「アパマン融資問題は、当社にとって最重要の経営課題であり、当社として経営陣として早期解決を図る」という株主総会における加藤広亮氏の発言を、その議事録に記載しなかった。この事実は、当該発言を軽視していると受け取られかねず、株主としては極めて遺憾である。
これは、不正融資問題により失墜した当社の信頼や評判をさらに損なうだけでなく、株主の利益や権利を侵害する虞がある。そこで、当社は株主総会の様子をインターネットで生中継し、終了後は動画を当社ホームページに一定期間掲示するという旨の定款を定めることとする。これにより、当社の情報の透明性を高め、説明責任を果たすとともに、株主の参加や意見表明を促進することが期待される。
なお、クレディセゾンは、株主総会の様子を生中継し、株主総会終了後は一定期間、株主総会の様子を動画配信している。
【当社取締役会の意見】
反対:当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
当社株主総会を広くインターネットで生中継する場合には、株主さまが映像に映り込み、意図せずその肖像権が侵害されるおそれがあるばかりか、広くインターネットで配信されることを懸念して、質問・発言自体を躊躇する株主さまも出てくることが推察されます。また、ホームページ等での長時間にわたる動画配信は、システム上の負荷が大きく、通信障害等が生じるおそれがあり、新たにサイバーセキュリティ対策も必要となります。したがって、現時点においては、当社株主総会のインターネット配信や終了後のホームページへの掲載を実施しないことは運営方針として妥当なものと考えておりますが、いずれにしてもこの点に関する判断は環境の変化に応じて柔軟に行うべきであることから、本議案のような定款変更は適切ではないと考えます。