第15号議案
会計監査人解任の件〔株主提案13〕

１．議案の要領
　会計監査人のＥＹ新日本有限責任監査法人を解任する。

２．提案の理由
　当社は、不正融資問題によって金融庁から業務改善命令を受けており、その監査を担当してきたＥＹ新日本有限責任監査法人には重大な責任がある。
　しかし、ＥＹ新日本有限責任監査法人は、当社の管理体制や内部統制に対して適切な監査を行ってこなかったと言わざるを得ない。これは、当社の不正融資を容認および助長したと見なされるだけでなく、株主の利益や権利を侵害する可能性がある。
　よって、ＥＹ新日本有限責任監査法人を解任し、新日本有限責任監査法人以外の監査法人を会計監査法人に選任する。これは、当社の監査の質や信頼性を向上させるとともに、株主の監督権や参加権を確保することが期待できる。また、ＥＹ新日本有限責任監査法人以外の監査法人を選任し、厳しい目で監査を行うことで、当社の経営や業務改善に反映することがでる。これにより、当社の再建と株主の利益の増大に資することが期待できる。

【当社取締役会の意見】
反対：当社取締役会としては、以下の理由から本議案に 反対 いたします。
　会計監査人であるEY新日本有限責任監査法人による会計監査については、監査等委員会が、監査法人の品質管理体制が適切であり独立性に問題がないことや、監査計画、監査チームの編成、社員ローテーション等の監査の実施体制について確認したうえで、その監査方法及び結果は相当であると判断し、また、会計監査人の解任又は不再任の決定の方針に照らして審議した結果、EY新日本有限責任監査法人の再任が相当であると判断しております。同監査法人の監査の質に加えて、継続的監査による監査効率が高いというメリットに鑑みても、当社の会計監査人を交代する必要性はないものと考えます。