事業の経過及びその成果

当事業年度の事業の状況

 当事業年度におけるわが国経済は、雇用情勢や企業収益の改善、個人消費の持ち直しを背景に、緩やかな回復基調にありましたが、9月以降大型台風などの自然災害の影響や消費増税の影響による個人消費の落ち込みなどにより先行き不透明な状況で推移いたしました。また、米中の貿易摩擦の長期化などによる世界経済の不確実性に加え、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による国内外経済に対する影響が追い打ちをかけ、景気の先行きは極めて不透明な状況が続いております。
 外食業界におきましては、業界全体として緩やかな回復基調にありましたが、人材不足の深刻化による人件費・採用費の上昇、原材料の高騰や企業間競争の激化に加え、新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛要請による需要の減少など厳しい状況が続いております。
 このような状況の中、当社は『あらゆる人の幸せに関わる日本一のおもてなし集団』というグループミッションのもと、より多くのお客様におもてなしによって感動を提供する為に、事業の拡大、優秀な人材の確保およびサービス力向上に注力してまいりました。
 飲食事業においては、都内を中心に主力業態の新規出店、サービス力向上および店舗オペレーションの改善、自社アプリ会員の獲得によるリピーター客数の増加に継続して注力してまいりました。
 新規出店に関しては、ドミナントエリア拡大に向けた西東京地区への出店(屋台屋博多劇場調布店)や神奈川県への出店(屋台屋博多劇場藤沢店)の他、引き続き山手線エリアへの出店(屋台屋博多劇場新橋3号店、屋台屋博多劇場御徒町店)、千葉県エリアへの出店(屋台屋博多劇場おおたかの森店、こだわりもん一家木更津店、屋台屋博多劇場柏2号店)を行い、新業態となる大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん(柏店、御徒町店、千葉店、おおたかの森店)、爆辛スパゲティ専門店青とうがらし(代々木店、町田店、新宿西口店)を新規出店いたしました。これにより直営店14店舗を出店し、直営店は合計で69店舗となりました。
 その他、既存店の「こだわりもん一家渋谷店」を屋台屋博多劇場へ業態変更し、加えて、「こだわりもん一家神保町店」についても3月31日で閉店し、屋台屋博多劇場へ業態変更する予定であります。なお、「屋台屋博多劇場六本木店」を周辺地域の再開発によるテナントの立ち退きにより、2019年12月30日をもって退店したほか、当期に出店いたしました「爆辛スパゲティ専門店青とうがらし新宿西口店」および「爆辛スパゲティ専門店青とうがらし町田店」についても、売上が想定より下回って推移したことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受けたことにより3月31日をもって退店する決断をいたしました。
 既存店(屋台屋博多劇場業態・こだわりもん一家業態)におきましては、屋台屋博多劇場での戦略的な値下げ、こだわりもん一家での宴会売上比率減少などにより客単価は前年比97.8%となりました。また、客数については、リピーター客数が好調に推移し、第3四半期まで(4月~12月)は前期比101.3%で推移しておりましたが、2月中旬から3月にかけて新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛ムードの高まりにより客数が減少し、第4四半期(1月~3月)は前期比90.8%で推移いたしました。これにより、通期では前年比98.5%となりました。これらの結果、既存店売上高は第3四半期まで(4月~12月)は前期比99.1%で推移しておりましたが、第4四半期(1月~3月)は前期比88.9%で推移したことにより通期で前年比96.4%となりました。新規業態については、「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」は好調に推移した一方、「爆辛スパゲッティ専門店青とうがらし」が想定より下回って推移いたしました。
 ブライダル事業におきましては、結婚式のニーズの多様化により少人数婚のニーズが高まり、婚礼1組当たりの組人数が減少傾向にある中、婚礼の主力広告媒体との連携強化による来館数・成約率の向上、サービス力向上およびコスト削減、宴席の新規案件の取り込みおよびリピート客数の増加、レストランのサービス力、商品力の向上および新規客数の増加にも継続して注力してまいりました。
 これらのほか、上場前より保有しておりました投資有価証券の償還期限到来により35,418千円の投資有価証券償還損を営業外費用に、飲食事業における店舗資産に係る182,375千円の減損損失を特別損失に、繰延税金資産の一部取り崩しに伴い36,571千円の法人税等調整額をそれぞれ計上いたしました。
 以上の結果、当事業年度における売上高は7,991,195千円(前年同期比12.9%増)、営業利益は167,522千円(前年同期比42.2%減)、経常利益は129,193千円(前年同期比55.0%減)、当期純損失は122,218千円(前年同期は当期純利益122,392千円)となりました。

 セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① 飲食事業
 売上高は5,827,300千円(前年同期比19.0%増)、セグメント利益(営業利益)は212,659千円(前年同期比19.7%減)となりました。

② ブライダル事業
 売上高は2,163,894千円(前年同期比0.8%減)、セグメント損失(営業損失)は45,137千円(前年同期はセグメント利益(営業利益)24,958千円)となりました。

設備投資の状況

 当事業年度において当社は14店舗の新規出店および1店舗の業態変更を実施いたしました。
 この結果、当社は690,086千円(内差入保証金93,634千円)の設備投資を実施いたしました。
 なお、設備投資額には資産除去債務に対応する除去費用の資産計上額は含まれておりません。

資金調達の状況

 設備資金および運転資金として900,000千円の借入を行い、店舗開設の設備資金等に充当いたしました。

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2020/06/24 12:00:00 +0900
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