第35回
定時株主総会招集ご通知

株主の皆さまへ

　平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。当社の第35回定時株主総会招集ご通知をお届けいたします。
　また、この度の新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方々およびご家族・関係者の皆さまに謹んでお悔やみを申し上げますとともに、罹患された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
　2020年度の通期業績は売上高が前期比7.1%増の５兆2,055億円、営業利益が前期比6.5%増の9,708億円、親会社の所有者に帰属する純利益が前期比3.8%増の4,913億円と、増収増益を達成し、業績予想通り１株当たり86円の配当を実施いたします。
　この度、私、宮川潤一は、ソフトバンク㈱の代表取締役 社長執行役員 兼 CEOに就任いたしました。創業から40年というこの節目に、大役を拝命し、責任の重大さに身が引き締まる思いです。
　2021年３月、当社の子会社であるZホールディングス㈱と国内大手IT企業のLINE㈱が経営統合を果たし、新生Zホールディングス㈱が誕生しました。これにより当社グループは、携帯電話サービスの3,800万ユーザー、国内最大級の情報ポータルサイト「Yahoo!JAPAN」の8,000万ユーザー、国内No.1のモバイル決済サービス「PayPay」の3,900万ユーザー、国内最大級のコミュニケーションサービス「LINE」の8,800万ユーザーを擁する、国内最大規模のユーザータッチポイントを持つ通信・ITグループへと進化を遂げました。私は、これらの特徴あるサービス群を先端技術の力でつなぎ合わせて、新たな価値を創造し、総合デジタルプラットフォーマーとして、ソフトバンクを社会で最も必要とされるテクノロジーカンパニーにしたいと考えています。これは、当社が成長戦略として掲げる「Beyond Carrier」戦略を第２フェーズに進めるものであり、前社長の宮内が行った通信事業の強化、非通信領域の拡大、Zホールディングスを含めたグループ体制の強化などの成果を引き継ぎ、テクノロジーの力でさらなる事業成長を目指すものです。
　ソフトバンクの経営の根幹は、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念と、果敢に挑戦を続けるベンチャー精神にあると私は考えています。これからもソフトバンクらしく挑戦を続け、企業価値の向上を目指していきます。株主の皆さまにおかれましては、なお一層のご支援の程よろしくお願い申し上げます。

2021年６月７日