第45回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 9984

資金調達等の状況

 2024年度において、当社グループの有利子負債(注)は2兆5,612億円減少しました。
 ソフトバンクグループ㈱において、借入金の増加や円建普通社債の発行を主因として、有利子負債が1兆7,983億円増加しました。一方、資金調達を行う100%子会社において、保有上場株式を利用した先渡売買契約の決済により株式先渡契約金融負債が減少したことを主因として、有利子負債が3兆9,814億円減少しました。また、その他の連結子会社においては、ソフトバンク㈱やPayPayカード㈱による借入金の返済等により、有利子負債が3,781億円減少しました。
 主な取引の概要は、次のとおりです。

(1)借入金

 2024年度において、当社グループによる金融機関等からの借入金は1兆361億円増加しました。当社グループにおける借入残高の主な変動は次のとおりです。

(注)

銀行業の預金およびリース負債は有利子負債に含まれません。

ソフトバンクグループ㈱によるタームローンの組成・借入、コミットメントラインの借入およびハイブリッドローンの借換

 ソフトバンクグループ㈱は、2024年9月に銀行団から29億米ドルのタームローンの組成および借入を実施しました。また、コミットメントライン契約の満期終了にともない、新たに2024年9月に限度額356億円の円貨トランシェおよび限度額54.65億米ドルの外貨トランシェをもつコミットメントライン契約を銀行団と締結しました。2024年度末において、コミットメントラインは全額借入を実施しています。加えて、2024年11月に2017年に借り入れていたハイブリッドローン(借入金額840億円)の増額借換(借入金額1,350億円)を実施しています。

ソフトバンク㈱による借入の返済

 ソフトバンク㈱は、短期借入の一部を返済する一方で、銀行団からの長期の借入を組成・実施しました。

ムーンライトファイナンス合同会社による借入金の増額

 ムーンライトファイナンス合同会社は、2025年2月に保有するソフトバンク株式を活用した借入について、借入額を5,000億円から8,000億円に増額して借り換えを実施しました。

SBE Global, LP連結子会社化による借入金認識

 SBE Global, LPが2024年7月に連結子会社化されたことにともない、連結対象の借入金が増加しています。

(2)社債

 2024年度において、当社グループの社債は6,915億円増加しました。ソフトバンクグループ㈱において5,209億円、ソフトバンク㈱において1,955億円それぞれ増加した一方、LINEヤフー㈱において249億円減少しました。
 当社グループにおける主な社債の発行および償還は、次のとおりです。

ソフトバンクグループ㈱

(円建普通社債)
 2024年度は、総額1兆円の円建普通社債を発行し、総額4,500億円の円建普通社債を満期償還したことにより、円建普通社債の額面残高が5,500億円増加しました。社債の新規発行は借換えに加え、2023年8月にソフトバンク・ビジョン・ファンド1から取得したアーム株式の取引対価の支払いのために実行しています。

(外貨建普通社債)
 2024年度の外貨建普通社債は以下および円高を要因として額面残高が円換算で263億円減少しました。

ソフトバンク㈱およびLINEヤフー㈱

 ソフトバンク㈱は2024年度に額面総額2,060億円の円建普通社債を発行し、額面総額100億円の円建普通社債を満期償還しました。また、2024年10月、額面総額2,000億円の社債型種類株式を発行したことにより、当社連結計算書類において2,000億円を非支配持分に計上しました。
 LINEヤフー㈱は2024年度に額面総額500億円の円建普通社債を発行し、額面総額750億円の円建普通社債を満期償還しました。

(3)株式先渡契約金融負債

 2024年度は、アリババ株式を利用した先渡売買契約の一部の現物決済にともない、株式先渡契約金融負債248.3億米ドル(3兆7,991億円相当)の認識を中止しました。加えて、Tモバイル株式を利用した先渡売買契約の全てを現金決済したことにともない、株式先渡契約金融負債が28.5億米ドル(4,322億円相当)減少しました。これらを主因として、資金調達を行う100%子会社の株式先渡契約金融負債は4兆1,747億円減少しました。
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2025/06/27 11:00:00 +0900
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