第1号議案
第84期（2019年4月1日から2020年3月31日まで）計算書類承認の件

　本議案の内容につきましては、添付書類および当社ウェブサイトに掲載されております個別注記表に記載のとおりであります。
　当社は、第84期の計算書類について、当社計算書類の監査過程において当社会計監査人である有限責任あずさ監査法人から、当社連結子会社「青島福生食品有限公司（中国）（以下「青島福生食品」という。）」のエビの加工販売の取引について、監査意見を表明するに足る十分な監査証拠を得られていない旨の通知を受け、本件取引に係る事実関係の調査を目的とした特別調査委員会を設置し、調査を実施いたしましたが、その調査によってもかかる取引の実在性を確認するには至りませんでした。そこで、実在性を確認できなかった取引および関係する取引について、保守的に売上高の取消し等を行うことといたしました。
　また、その後、青島福生食品と当社との間で、同社の在庫の仕入・製造時期についての認識に相違があることが判明し、過年度においてそれらの評価が適切に行われていなかった疑い、およびその結果として過年度の連結貸借対照表上のたな卸資産が過大に計上されていた疑いが生じたため、当社は迅速に調査を行うため、再度特別調査委員会を設置し、調査を実施いたしました。この調査の結果、過年度から当事業年度における青島福生食品のたな卸資産の過大評価額について、たな卸資産評価損を売上原価として計上することといたしました。
　当社は、第84期の計算書類について、有限責任あずさ監査法人から、上記売上高の取消し等および売上原価の計上後の純資産額の妥当性を検証することができなかったとして、添付書類「独立監査人の監査報告書」に記載のとおり、除外事項を付した限定付適正意見を受領しております。このため、会社法第438条第2項の規定に基づき、第84期計算書類のご承認をお願いするものであります。