当連結会計年度の事業の状況

① 事業の経過及び成果

 当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発出等により経済活動が大幅に制限されたことで、企業収益、雇用環境、個人消費等が急激に悪化し、その後は景気動向に一部持ち直しの兆しが見られたものの、感染の再拡大により再び一部都道府県を対象とした緊急事態宣言が発出される等、景気の先行きは極めて不透明な状況が続いております。
 当社グループの主要事業が属する情報サービス産業においては、これらの状況に対応するためのテレワーク環境の整備・強化に向けた需要が増加する一方で、経済活動の停滞により、企業のIT投資は全般的に抑制傾向にありました。
 このような状況のもと、当連結会計年度における当社グループの経営成績は、売上高1,474百万円(前期比97.3%減)、営業損失177百万円(前期は営業損失341百万円)、経常損失100百万円(前期は経常損失26百万円)、特別損益として、第1四半期連結会計期間において株式会社ミュゼプラチナムの株式譲渡に伴う関係会社株式売却益356百万円、株式会社ラブリークィーンの株式譲渡に伴う関係会社株式売却損451百万円及び債権放棄損742百万円を計上したこと、第4四半期連結会計期間において株式会社トラストベイルに係る債権譲渡損1,350百万円を計上したこと等により税金等調整前当期純損失2,429百万円(前期は税金等調整前当期純損失3,298百万円)となり、法人税等合計3,019百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失5,449百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失1,625百万円)となりました。
 各セグメントの経営成績は次のとおりであります。また、従来「レディスサービス事業」、「その他事業」として記載していた報告セグメントにつきましては、第1四半期連結会計期間において「レディスサービス事業」セグメントに属する全子会社を第三者へ譲渡したことに伴い、従来の「その他事業」セグメントを再編し、「システム開発」及び「WEBサービス」の2区分に報告セグメントを変更しております。
 なお、前連結会計年度のセグメント情報につきましても、変更後の名称で記載しています。

システム開発

売上高 1,067百万円(前期比101.2%)

 当連結会計年度におけるシステム開発セグメントでは、テレワーク環境へのシフトによる対面での商談機会の減少や企業のIT投資抑制、案件の延期等により一部新規案件の獲得が停滞した一方、既存案件の追加受注等の営業活動に注力した結果、下期以降の契約獲得が好調であったこと、引き続き業務自動化・効率化に係る開発案件の需要が増加したこと等により、売上高は1,067百万円(前期比1.2%増)となりました。損益面では、第1四半期会計期間において緊急案件対応により一時的に外注費が増加したものの、コロナ禍における経費抑制施策の実施により一部費用が減少したこと、下期から利益率が回復したこと等から、セグメント利益10百万円(前期比2.6%減)となりました。

WEBサービス

売上高 404百万円(前期比14.8%)

 当連結会計年度におけるWEBサービスセグメントでは、第1四半期会計期間において当社グループ美容関連会社の譲渡に伴い一部広告案件が終了したことに伴い、2020年12月22日付にて株式会社スカイリンクの全株式を、2021年3月29日付にてK2D株式会社の全株式をそれぞれ譲渡いたしました。その結果、売上高は404百万円(前期比85.2%減)、セグメント損失5百万円(前期はセグメント損失53百万円)となりました。

② 設備投資の状況

 当連結会計年度において、当社グループの設備投資の総額は4百万円であります。
 主な内訳は以下のとおりであります。

③ 資金調達の状況

 当連結会計年度は、当社グループの所要資金として、金融機関より長期借入金170百万円を調達いたしました。

④ 他の会社の株式等の取得その他企業再編の状況

1.2020年4月13日開催の当社臨時株主総会の決議に基づき、株式会社ミュゼプラチナム及び株式会社不二ビューティの全株式を譲渡いたしました。
2.2020年6月3日開催の当社取締役会の決議に基づき、同日付にて株式会社ラブリークィーンの全株式を譲渡いたしました。
3.2020年12月22日開催の当社取締役会の決議に基づき、同日付にて株式会社スカイリンクの全株式を譲渡いたしました。
4.2021年3月29日開催の当社取締役会の決議に基づき、同日付にてK2D株式会社の全株式を譲渡いたしました。

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2021/06/23 12:00:00 +0900
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