企業集団の現況

当連結会計年度の事業の状況

① 事業の経過及び成果

 当連結会計年度におけるわが国経済は、全体としては緩やかな回復基調にあります。一方で、消費者物価が引き続き上昇していることに加え、為替相場の大幅な変動もあり、先行きにつきましてはこれらの動向に注意が必要な状況にあります。
 このような状況下、当社グループは「デジタル一番星」、「お客様感動No.1」を常に追求し、その実現のため「選びやすい売場」及び「お客様の立場に立った接客」を常に心がけ、コンサルティングセールスのレベルアップやお客様のニーズに合ったサービスの充実に取り組んでまいりました。
 携帯電話販売業界大手のコネクシオ株式会社(以下コネクシオ)に対する株式公開買付けを実施し、連結子会社といたしました。コネクシオとノジマがシナジーを発揮し、お客様に寄り添った質の高いサービスの提供が続けられるよう、厳しい市場環境の中でも企業価値の向上を目指してまいります。このほか、ニューシナジー投資事業有限責任組合への出資を通じて、株式会社マネースクエアHDの株式取得を行い、連結子会社であるAXN株式会社が株式会社ザ・シネマの株式を取得いたしました。
 これらの結果、当連結会計年度における売上高は626,181百万円(前年同期比110.8%)、営業利益は33,572百万円(前年同期比101.2%)、経常利益は36,246百万円(前年同期比101.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は23,315百万円(前年同期比90.1%)となりました。
 また、当社グループの経営指標として重要視しておりますEBITDA(※)は、55,743百万円(前年同期比104.2%)となりました。
(※)EBITDA=経常利益+支払利息+社債利息+減価償却費+のれん償却額-持分法による投資損益

 セグメント別の状況は以下のとおりです。
 なお、当連結会計年度において株式会社マネースクエアHD及びその子会社である他2社を連結の範囲に含めたことに伴い、従来の報告セグメントに「金融事業」を追加しております。
(デジタル家電専門店運営事業)
 PCやエアコン、大型冷蔵庫等の販売が好調に推移し、デジタル家電事業全体の売上は堅調に推移しました。
 このような状況下、人材への投資と店舗への投資を継続し、首都圏の好立地へ積極的な出店を行い、より多くのお客様に喜ばれご来店いただける店舗づくりを進めてまいりました。また、電気代高騰等に伴ってお客様の省エネ意識が高まる中で、『省エネコンサルタント』制度の取組も継続し、お客様の省エネニーズにお応えしたコンサルティングを行ってまいりました。さらに、2023年1月より『通信費コンサルタント』の取組も開始いたしました。携帯電話に関するお客様のお悩みをノジマで解決できるよう、全てのキャリアやプランから最適なご案内ができる従業員の育成を進めてまいります。
 これらの結果、売上高は266,561百万円(前年同期比106.0%)、経常利益は20,643百万円(前年同期比99.8%)となりました。

(キャリアショップ運営事業)
 各通信事業者によりキャリアショップの店舗数を大幅に減らす方針が示され、これまで以上に質の高い店舗運営が求められる中、携帯端末価格の値上がりによる買い替えサイクルの長期化や、窓口を含めた更なるオンライン化の加速もあり、市場を取り巻く環境は一層厳しいものとなることが予想されます。
 このような状況下、安心・安全につながるセキュリティ関連サービスなど独自サービスをはじめ、お客様のニーズに合わせたコンサルティングを通じ、お客様に喜ばれる店舗運営を継続してまいりました。また、お客様への利便性を高めるため、お客様に喜ばれる場所への店舗移転や改装を積極的に進めました。
 これらの結果、売上高は234,344百万円(前年同期比124.7%)、経常利益は6,166百万円(前年同期比104.7%)となりました。なお、コネクシオについては2023年1月から3月の実績がキャリアショップ運営事業に含まれており、コネクシオ(連結調整前)の売上高は54,196百万円、当期純利益は227百万円となります。

(インターネット事業)
 生活に不可欠なインフラである超高速ブロードバンドサービスの利用が増加する中、グループ店舗において主力となるFTTHサービス「@nifty光」やメールサービス等のご案内をすることで、グループシナジー効果を発揮してまいりました。また10Gbpsの超高速サービス「@nifty光10ギガ」をリリースし、お客様に喜ばれるサービスの開発に取り組みました。
 株式会社セシールは、引き続き事業構造改革に伴う選択と集中を実施し、お客様に喜ばれる商品の開発に取り組みました。ニフティライフスタイル株式会社については、更なる事業拡大に向けての投資を推進し、今後の成長に向けた基盤整備を行いました。
 これらの結果、売上高は68,110百万円(前年同期比94.1%)、経常利益は6,657百万円(前年同期比115.4%)となりました。

(海外事業)
 東南アジア諸国においても、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限が緩和されており、個人消費の伸長や労働市場の改善により、経済活動の回復が続いております。インフレ率がピークアウトしている傾向も見られますが、物価の上昇については景気の影響に対して引き続き注視が必要な状況にあります。
 このような状況下、当社は、お客様に支持される店舗づくりのため、更なる接客の質の向上に向けた人材育成と、改装やスクラップアンドビルドなど店舗への投資に取り組んでまいりました。
 これらの結果、売上高は51,443百万円(前年同期比119.6%)、経常利益は1,508百万円(前年同期比71.7%)となりました。

(金融事業)
 当連結会計年度末に、ノジマが目指す個人向けの金融事業の一翼を担う存在として、店頭外国為替取引を主業務とする、株式会社マネースクエアHDを連結子会社化したことにより、金融事業セグメントを追加いたしました。
 121円台でスタートした米ドル/円相場ですが、FRBによる度重なる利上げを背景に円安が進み、10月には151円台と、32年ぶりとなる円安水準を記録しました。その後はFRBによる利上げペースの縮小や日銀による円買い介入等があり、132円台で期末を迎えました。
 このような状況、FX初心者でも運用しやすい当社独自の運用手法である「トラリピ」のサービス拡充を進めてまいりました。トラリピが得意とするレンジ相場を形成しやすい新通貨ペア「米ドル/カナダドル」を導入したほか、「トラリピ世界戦略」と称し、トラリピ向きである通貨ペア「豪ドル/NZドル」「ユーロ/英ポンド」「米ドル/カナダドル」への分散投資の推進を行いました。これにより、創業来となる預かり資産1,000億円に到達いたしました。

(店舗運営の状況)
 デジタル家電専門店運営事業では、スクラップアンドビルドにより、デジタル家電専門店15店舗を新規出店、6店舗を閉店し214店舗となり、通信専門店2店舗を閉店し19店舗となりましたので、合わせて233店舗となりました。
 キャリアショップ運営事業では、直営店・FC店を合わせて、スクラップアンドビルドを含め、8店舗を譲受、15店舗を閉店・譲渡し、コネクシオ株式会社を子会社化したことにより、1,004店舗となりました。
 海外事業では、3店舗を新規出店、2店舗を閉店し、66店舗となりました。
 以上の結果、当連結会計年度末における総店舗数は1,303店舗となりました。

② 設備投資の状況

 当連結会計年度において実施いたしました設備投資の総額は10,724百万円で、その主なものは次のとおりであります。

㈱ノジマ


③ 資金調達の状況

 当社グループは、運転資金の機動的かつ安定的な調達を可能にするため、主要取引金融機関と当座貸越契約及び財務制限条項が付された貸出コミットメント契約を締結しております。

④ 他の会社の株式その他の持分又は新株予約権等の取得又は処分の状況

 該当事項はありません。

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2023/06/16 12:00:00 +0900
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