当連結会計年度におけるわが国の経済は、世界的に行動制限緩和が継続する一方、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、世界的なインフレによる各国の金融政策引き締めなど不安定な状況が続いています。
このような環境の中、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は車載向け半導体と調達マネジメントサービスの好調に加え、円安の影響等もあり、1,463億36百万円(前年度比16.3%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は主に販売費及び一般管理費の増加はあったものの、売上増等に伴う売上総利益の増加により、37億91百万円(前年度比45.7%増)、経常利益は支払利息、債権売却損の増加はあったものの、営業利益の増加により28億67百万円(前年度比10.2%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は22億57百万円(前年度比18.3%増)となりました。
当社グループは、デバイスソリューションとシステムソリューションの二つの事業を両輪として経営を推進しておりましたが、組織変更に伴い、当連結会計年度より、市場領域別にセグメントを変更することといたしました。
なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の区分に基づき作成しております。
インダストリアルソリューション事業本部の半導体製造装置用制御機器の売上増により、売上高は312億71百万円(前年度比8.1%増)、セグメント利益は11億32百万円(前年度比4.3%増)となりました。
調達マネジメント事業本部の売上増および円安の影響により、売上高は565億55百万円(前年度比19.1%増)、セグメント利益は20億99百万円(前年度比74.1%増)となりました。
当社の子会社であるスター・エレクトロニクスの売上増により、売上高は192億60百万円(前年度比40.6%増)、セグメント利益は13億6百万円(前年度比65.2%増)となりました。
PC需要減に伴う電子部品の減少に対し、事務機器用ユニット製品の売上増により、売上高は477億19百万円(前年度比9.6%増)、セグメント利益は4億85百万円(前年度比6.2%増)となりました。