事業の経過およびその成果

 当連結会計年度(2018年4月1日~2019年3月31日)における当社グループの業績は、主要事業であるシステム運営管理事業における前期に買収した株式会社フェスの寄与にくわえ、ソフトウェア開発事業において公共系の大型プロジェクトを受注するなど受注環境が好調に推移したことから、売上高は265億15百万円(前年同期比14.3%増)となりました。
 収益面におきましては、株式会社フェスの本社移転(2018年7月23日移転完了)にともなう費用計上や、前期のソフトウェア開発にかかるアフターコスト等の計上があったものの、収益性向上にむけた営業努力や、プロジェクト管理の強化による生産性向上への取組みの推進などにくわえ、株式会社フェスとの相乗効果により、営業利益は16億67百万円(同32.9%増)、経常利益は17億24百万円(同35.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10億28百万円(同65.2%増)となりました。


事業別の概況

 事業別の概況は、以下のとおりであります。

システム運営管理

おもな事業内容

  • お客さまのコンピュータ部門に常駐して情報処理システムの管理、運営ならびにオペレーションを行う業務
  • システムの新規導入や再構築の際の運用構築業務

 プラットフォーム開発業務(注)については、公共系の売上は増加したものの、金融系の売上が減少しました。また、運営管理業務においては、金融系の売上は減少しましたが、株式会社フェスの寄与もあり、売上高は161億8百万円(前年同期比18.5%増)となりました。


ソフトウェア開発

おもな事業内容

  • ソフトウェア開発を一括で請け負い、当社グループ内で開発を行う業務
  • お客さまの事業所に常駐してソフトウェア開発を行う業務

 金融系ならびに運輸系の大型プロジェクトの収束があったものの、公共系における大型プロジェクトの受注により売上が大幅に増加し、売上高は92億82百万円(同9.2%増)となりました。


その他

おもな事業内容

  • ネットワークセキュリティ商品の販売およびセキュリティシステム構築・導入支援サービス業務
  • 情報システム開発・運営技術に関する教育、コンサルティング業務
  • 事務代行業務等
  • 人材採用・育成、現地市場調査、情報収集等

 サイバーセキュリティ関連の売上が減少したものの、コンサルティング業務の売上が増加したため、売上高は11億24百万円(前年同期比0.5%増)となりました。

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2019/06/21 12:00:00 +0900
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