対処すべき課題


当社グループを取り巻く経営環境

 近年、情報サービス業界において、RPA・AIなどのデジタル技術を活用した既存ビジネスの変革、いわゆるDX(Digital Transformation※)の急速な進展や、高度化するサイバー攻撃など、ITをとりまく顧客ニーズが多様化し、経営環境が大きく変動しています。また、新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い、今後企業の経営環境の悪化やIT投資意欲の減退なども中長期的に懸念され、当業界を取り巻く事業環境はますます不透明感が増しています。

Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)とは、既存のサービスソリューションに、RPAやAI、IoTなどアドバンスト・テクノロジー(先端技術)を組み合わせることで、既存ビジネスを変革すること。

経営戦略について

 当社グループでは、中期経営計画「Next 50 Episode Ⅰ 覚醒!(Awakening!)」の3つの基本方針に基づき、将来の成長を見据えた戦略を実行し、企業価値の向上に向けて取り組んでいます。
 2020年3月期は、既存事業の選択と集中を徹底的に進め、収益性を大幅に改善しました。DX関連分野の技術者育成に注力するとともに、新規分野への積極的な投資を行い、将来の収益基盤確立に向けた取組みを加速させました。
 2年目となる今年度は、引き続き既存事業の収益力を強化するとともに、高度技術に対応できるDX技術者の早期育成に注力し、DXによるUP-Gradeされたビジネスモデルを実現します。

業績目標

3つの基本方針

1.未来志向型企業文化の醸成
 当社グループの持続的な成長には、人材の多様性およびイノベーションの創出が欠かせません。多様な人材の採用・育成に取り組むとともに、人材が能力を最大限発揮できるよう、引き続き組織・制度・環境を整備していきます。また、未来に向けて挑戦する風土の醸成およびイノベーションの創出を進めていきます。

2.デジタルトランスフォーメーション(DX)によるUP-GradeされたBusiness Modelの展開
 近年の急激なデジタル化の流れを受けて、顧客企業は新たなテクノロジーの導入・活用を積極的に進めています。当社グループは、長年蓄積してきた顧客システムに関する業務知識やノウハウをもとに、既存のサービスソリューションにアドバンスト・テクノロジーを組み合わせることで、顧客ニーズにあった付加価値の高い、UP-Gradeされたサービスモデルを提供します。こうしたサービスモデルの実現に向けて、この3年間は技術者育成に重点をおき、積極的に教育投資を行い、従来のサービスをより上流工程へとシフトすることで、人月型ビジネスから成果報酬型ビジネスへ転換を図ります。
 また、テレワークなどリモートによる業務遂行ニーズの急増を受け、顧客の情報資産のクラウド化やITを活用した業務プロセスの変革など、多方面にわたる提案活動に取り組みます。

3.ESGの推進
 当社は情報サービスの提供を通じて社会課題の解決に取り組むとともに、持続的な成長および社会価値の創造を目指します。ESGの各分野での取組みを強化することで、顧客、株主、従業員などすべてのステークホルダーとともに成長・発展していけるよう努めます。

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2020/06/19 12:00:00 +0900
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