第105回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 8803
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するもとで、各種政策の効果もあり、緩やかな景気の回復が継続しました。一方で、物価上昇の継続や通商政策など米国の政策動向、金融資本市場の変動等の影響等を注意する必要がある状況です。
不動産業界におきましては、賃貸オフィス市場については、職場環境の改善等による需要の回復が進んだことから、東京都心部において空室率の低下が継続し、また平均賃料も上昇しました。不動産投資市場については、日銀のマイナス金利解除及び利上げ後も引き続き、国内不動産への旺盛な投資意欲が継続し、安定的に推移しました。
こうした環境のもと、当社グループの連結業績につきましては、売上高は420億75百万円(前期比23億57百万円、5.3%減)、営業利益は131億96百万円(同1億74百万円、1.3%増)、経常利益は116億51百万円(同1億88百万円、1.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は95億65百万円(同11億15百万円、13.2%増)となりました。
■ ビルディング事業
ビルディング事業のうち、賃貸収益は、前期に開業したメルキュール東京日比谷(東京都千代田区)、前期取得した物件の賃貸収益貢献、空室の埋め戻し及び増額改定に伴う賃貸収益の増加等により、275億17百万円(前期比11億35百万円、4.3%増)となりました。また、物件売却収入は、販売用不動産売却の減少により、89億65百万円(同38億15百万円、29.9%減)となりました。これにその他を含めた本事業の売上高は、379億97百万円(同25億47百万円、6.3%減)、営業利益は、130億10百万円(同3億71百万円、2.9%増)となりました。
なお、当連結会計年度末における当社グループのビルの空室率は3.25%(再開発関連の貸し止め等を除く)となります。
■ アセットマネジメント事業
アセットマネジメント事業のうち、アセットマネジメント収益は27億81百万円(前期比2億15百万円、8.4%増)、仲介手数料は12億96百万円(同25百万円、1.9%減)となり、本事業の売上高は40億78百万円(同1億89百万円、4.9%増)、営業利益は23億55百万円(同1億57百万円、7.2%増)となりました。