第96回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 1860
第96回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 1860
当連結会計年度（2018年４月１日～2019年３月31日）における国内景気は、雇用・所得環境が改善するなど、緩やかな回復が続いております。
建設業界におきましては、官公庁からの受注が減少したものの、製造業・非製造業ともに民間工事が増加したことで、全体としては前年度と比較し増加しております。しかしながら、労務・資材供給の逼迫などによる建設コストの上昇などの懸念を残したまま推移いたしました。
このような状況の中、当社グループの業績は以下のとおりとなりました。
連結売上高につきましては、主に当社における完成工事高が増加したことにより、5,104億円と前連結会計年度比19.0％の増加となりました。利益面につきましては、主に国内建築における売上総利益が増加したことにより、売上総利益は671億円と前連結会計年度比11.2％の増加となりました。一方、販売費及び一般管理費につきましては人件費の増加等により、325億円と前連結会計年度比9.1％増加しましたが、営業利益は345億円と前連結会計年度比13.3％の増加となり、経常利益も374億円と前連結会計年度比13.5％の増加となりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、減損損失が発生しましたが、投資有価証券売却益等により、255億円と前連結会計年度比0.6％の増加となりました。
事業の種類別セグメントにおける業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より報告セグメントを「国内建築」、「国内土木」、「投資開発」、「国内グループ会社」、「新領域」、「海外」の６区分に変更しております。
投資開発事業におきましては、保有する土地・建物の有効利用を図るとともに、賃貸ならびに国内建築事業および国内土木事業に付帯する販売を中心に事業を展開してまいりました。この結果、売上高は107億円（前連結会計年度比62.3％増）、セグメント利益は18億円（前連結会計年度比18.4％増）となりました。
国内グループ会社事業におきましては、国内の連結子会社が行う建築事業、土木事業、ビル管理を主とする不動産事業、ホテル業、グループ企業内を中心とした人材派遣業、金融・リース業を中心に事業を展開してまいりました。この結果、売上高は450億円（前連結会計年度比33.1％増）、セグメント利益は15億円（前連結会計年度比78.6％増）となりました。
新領域事業におきましては、浮体式洋上風力発電等の新領域事業を展開しており、売上高は２億円(前連結会計年度比10.4％増）、セグメント損失は８億円(前連結会計年度は３億円のセグメント損失)となりました。
海外事業におきましては、海外における建築事業、土木事業、不動産事業を展開しており、売上高は177億円(前連結会計年度比28.2％増）、セグメント損失は40億円(前連結会計年度は11億円のセグメント損失)となりました。
なお、当社個別の部門別の受注高・売上高・繰越高は、次のとおりであります。
・㈻東洋大学 東洋大学赤羽台キャンパス新校舎建設工事（増築）
・瀬谷駅南口第１地区市街地再開発組合 瀬谷駅南口第１地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物新築
・㈻文教大学学園 文教大学東京あだちキャンパス建築計画
・（公社）宮崎市郡医師会 宮崎市郡医師会病院等移転新築工事
・NTTファイナンス㈱ （仮称）千葉物流センタＥ棟新築工事
・首都高速道路㈱ (修)（仮称）神奈川局新社屋建築工事
・東京都財務局 城北中央公園調節池（一期）工事その２
・（独）鉄道建設・運輸施設整備支援機構 中央新幹線、上小山田非常口
・（同）OR山口美弥ソーラー発電所 OR山口美弥ソーラー発電所工事
・西日本高速道路㈱ 新名神高速道路宇治田原トンネル東工事
・国家公務員共済組合連合会 虎の門病院整備事業
・RW原木３特定目的会社 （仮称）ESR市川ディストリビューションセンター新築工事
・新日鉄興和不動産㈱ （仮称）日鐵日本橋ビル建替計画新築工事
・㈻東京音楽大学 東京音楽大学新キャンパス新築工事
・㈱パイロットコーポレーション、阪神阪急不動産㈱他 京橋２－６計画設計業務・新築工事・監理業務
・㈻桜美林学園 （仮称）桜美林大学百人町キャンパス計画
・東日本高速道路㈱ 北海道横断自動車道 第二天神トンネル工事
・国土交通省中国地方整備局 長門俵山道路大寧寺第１トンネル工事
・岩手県釜石市 釜石市北ブロック復興整備事業
・埼玉県 中川流域下水道終末処理場第２沈砂池ポンプ棟築造土木工事