事業の経過及びその成果

 当連結会計年度におけるインターネット関連業界においては、株式会社MM総研の調査によると、平成29年度のスマートフォンの出荷台数は、前年同期比8.7%増加の3,199.4万台となりました。国内携帯電話端末の総出荷台数に占めるスマートフォンの出荷台数は85.7%となっております。
 このような経済環境の中、当連結会計年度の売上高は189,094百万円(前連結会計年度比8.7%減)となりました。また、営業利益は72,359百万円(前連結会計年度比18.7%減)、経常利益は72,717百万円(前連結会計年度比17.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は41,788百万円(前連結会計年度比30.2%減)となりました。

 セグメント別の状況は次のとおりであります。

【事業セグメント別の売上高】
事 業 区 分 第18期 第19期 前年同期比
増減率(%)
売上高
(百万円)
構成比(%) 売上高
(百万円)
構成比(%)
エンターテインメント事業 192,70393.0175,94893.0△8.7
メディアプラットフォーム事業 14,4577.013,1467.0△9.1
合     計 207,161100.0189,094100.0△8.7

(事業セグメントの利益の測定方法)

 事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)としております。

① エンターテインメント事業

 スマートフォンネイティブゲーム「モンスターストライク」を主力とするエンターテインメント事業においては、国内外で、TVCMや屋外広告等のプロモーション、eスポーツ促進を含むリアルイベントの実施、グッズの製作、映画や人気アニメとのタイアップ、オリジナルアニメの配信や劇場版公開などに加え、平成29年5月にはグッズ販売等を行う常設店舗を東京・渋谷にオープンいたしました。また、ゲーム利用者数は平成30年3月には全世界で4,500万人を突破しております。ユーザーの皆様の期待に応えるべく、サービスのライフタイムの長期化を目指し、アプリ内外でのユーザー還元の実施、映像・ソフトウェアの充実、マーチャンダイジング等のゲーム以外の領域の確立、新規タイトル等の開発を行うことによって、エンターテインメント事業のさらなる発展を図っております。
 この結果、当事業の売上高は175,948百万円(前連結会計年度比8.7%減)、セグメント利益は78,438百万円(前連結会計年度比16.8%減)となりました。

② メディアプラットフォーム事業

 メディアプラットフォーム事業では、B2C及びC2Cサービスにおいて新しい文化を創るサービスを生み出し続けることを目指しております。家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」においては、平成29年10月には利用者が200万人を突破、平成29年7月より英語対応も開始しております。新規事業の立ち上げを加速すべく先行投資を実施しております。チケットフリマサービス「チケットキャンプ」につきましては、平成29年12月27日付の「調査委員会の調査報告書受領および今後の対応につきまして」にてお知らせしましたとおり、業務を完全に停止し、サービス提供を終了することとなりました。
 この結果、当事業の売上高は13,146百万円(前連結会計年度比9.1%減)、セグメント利益は1,564百万円(前連結会計年度比13.4%減)となりました。

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2018/06/26 13:00:00 +0900
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