事業の経過及びその成果

 当連結会計年度におけるわが国経済は、複数にわたり緊急事態宣言が発出されるなど、年間を通じて新型コロナウイルスの影響を受け、レジャー施設や外食産業、観光・旅行業を中心とした個人消費が大幅に落ち込むとともに、幅広い業種における度重なる企業活動の制限や営業自粛により非常に厳しい状況が続きました。
 当社グループにおいては、連結売上高10,547百万円(前期比27.8%減)、営業損失1,546百万円(前期営業損失348百万円)、経常損失926百万円(前期経常損失707百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失3,081百万円(前期親会社株主に帰属する当期純損失3,264百万円)となりました。

セグメントの業績を示すと次のとおりです。

① 日本
 当セグメントにおきましては、売上高8,838百万円(前期比29.9%減)、セグメント損失(営業損失)1,175百万円(前期セグメント利益313百万円)となりました。
 当連結会計年度における日本の業績は、2020年4月に全国を対象に発出された緊急事態宣言に始まり、TVアニメ「鬼滅の刃」や「進撃の巨人」等のコラボイベントの実施や「RAKU SPA Cafe 浜松」にて地域最大級のオートロウリュウを導入する改装等により、感染防止に配慮しつつもお客様に安心して楽しんでいただけるような場所づくりなどを心掛けて前向きに取り組みましたが、全国的に営業自粛や時短営業、飲食エリアの時短営業、感染拡大の懸念から外出を控える動き等により、客数及び売上高が前期に比べ大幅に減少したため、セグメント損失となりました。

② 中国
 当セグメントにおきましては、売上高1,736百万円(前期比14.3%減)、セグメント損失(営業損失)217百万円(前期セグメント損失485百万円)となりました。
 当連結会計年度における中国の業績は、2020年1月下旬に全店臨時休業した後、長春店舗が2020年4月に営業再開、上海2店舗が2020年夏季に営業再開へ至りましたが、営業日数が前期に比べ少ないこと等から売上高が減少した一方、水道光熱費や人件費等のコストを最大限絞り込み、地代家賃の減免に加え、前期末に減損損失を計上したことで減価償却費が減少したこと等が影響し、セグメント損失(営業損失)は前期に比べ減少しました。

(次期の見通し)

 今後の見通しにつきましては、日本で首都圏や関西圏などの大都市を中心に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出されている状況の中、営業自粛や時短営業等の制限によって客数に大きな影響を受けており、経済活動が以前のように回復するには相当の時間を要するものと予想されます。また、近隣での新型コロナウイルス感染症の感染拡大やワクチン接種の計画進捗等により、各店とも消費動向に大きな影響を受けることが予想されます。
 当社グループの連結業績予想につきましては、現時点において合理的に算出することが困難であることから未定とさせていただき、開示が可能になった時点で速やかに公表いたします。
 なお、当社グループは、「(2) 企業集団の対処すべき課題⑦ 継続企業の前提に関する重要事象等」に記載した対処すべき課題に取り組むことで、経営基盤の安定、業績の回復等に努めてまいります。



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2021/06/28 12:00:00 +0900
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