事業の経過及び成果

事業の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境などの改善を背景に緩やかながら回復基調で推移しましたが、不安定な国際情勢などから、依然として先行き不透明な状況が続いております。
 食品流通業界におきましては、消費者の生活防衛・節約志向は依然として強く、また、人手不足とこれに伴う労働・物流コストの上昇、加えて業種・業態の垣根を越えた競争の激化から引き続き厳しい事業環境となりました。
 このような状況の中、当社グループは、「中期経営計画」の2年目となる当連結会計年度のミッションを『「既存事業の深耕・拡大」と「新分野の育成」~チャレンジ&イノベーション~』とし、「営業・物流・情報・マーチャンダイジング・マーケティング・決済」という卸の基本機能を高め、並行して業務改革のさらなる推進によるローコストオペレーションを追求してまいりました。また、重点戦略として位置づけているギフト・酒類分野の強化に努めるとともに、ブランド事業では得意先と一体になった商品開発を推し進めることで販売ルートを拡大、さらにWEB関連の新たな取り組みや地域産品の販売支援にも取り組んでまいりました。

業績

〔売上高〕
 当連結会計年度の売上高は、組織小売業との取引拡大や販路開拓などにより6,608億99百万円となりました。
 なお、商品分類別の売上高は以下のとおりであります。

商品分類売上高構成比前期比増減率
ビール179,503百万円27.2%9.7%
和洋酒109,786   16.6 8.4 
調味料・缶詰99,299   15.0 0.0 
嗜好・飲料
128,969   19.5 2.6 
麵・乾物44,145   6.7 △1.7 
冷凍・チルド24,781   3.8 △2.1 
ギフト49,821   7.5 2.0 
その他24,591   3.7 11.9 
合計660,899百万円
100.0%4.7%

〔経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益〕
 利益面では、取引拡大により物流費など販売費及び一般管理費が増加したものの、増収による売上総利益の増加により、経常利益は50億32百万円となりました。
 また、親会社株主に帰属する当期純利益は、取引先との経費負担に関する一時的な調整金を特別利益に計上したことなどにより、40億31百万円となりました。

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2018/06/21 12:00:00 +0900
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