対処すべき課題

 当社グループは、当連結会計年度において、「EIKEN ROAD MAP 2019」及び中期経営計画(2020年3月期〜2022年3月期)に基づき、以下の重点課題に取り組んでまいりました。

1) 経営効率を高めるための基盤整備

 全社最適化による経営効率向上のため全社IT化施策を推進し、2021年8月に生産管理システムが稼働いたしました。また、2021年6月に新研究棟の建設に着工し、2022年8月に竣工予定です。

2) グローバル展開の推進

 新型コロナウイルスの感染拡大により中断していた各地域の大腸がんスクリーニングプログラムが再開し、Web検診、郵送検診、薬局検診、内視鏡トリアージの考え方が浸透し、需要掘り起こしを推進いたしました。海外向け尿検査用試薬・装置につきましては、シスメックス株式会社との協業推進により販売拡大を図りました。

3) 国内販売の維持とシェアアップ

 各種検診・スクリーニングプログラムの再開や外来患者数が回復傾向となったことから便潜血検査用試薬を含む免疫血清検査用試薬が大きく伸びたほか、第4四半期における新型コロナウイルスの感染拡大に伴い新型コロナウイルス検出試薬が大きく伸び、売上拡大を牽引いたしました。

4) 研究開発力の強化

 医療ニーズ及び中長期的な視点に基づき新製品・新技術の研究開発を行っております。2021年度はイルミナ社と契約を締結し、次世代シークエンサーを用いたコンパニオン診断システムの開発を開始いたしました。
 中期経営計画(2023年3月期〜2025年3月期)では、中核事業のグローバル展開と注力事業分野における重点施策の推進を図るとともに、経営基盤の確立及び人財にフォーカスした経営を推進し、持続的な成長と着実な収益性の向上を目指してまいります。

前の項目へ
2022/06/21 12:00:00 +0900
外部サイトへ移動します 移動 ×

カメラをかざして
QRコードを
読み取ってください

{{ error }}