第4期定時株主総会招集ご通知 証券コード : 7127

事業の経過及びその成果

1.企業集団の現況に関する事項

  1. 当連結会計年度の事業の状況
     当連結会計年度におけるわが国経済は、依然として原材料費・エネルギーコストの高騰、円安進行などの影響が長期化しているほか、米国による世界各国への大規模な関税政策の発動による世界経済への影響など、未だ景気の先行きは極めて不透明な状況が続いております。
     外食業界におきましては、アフターコロナにおける経済活動の正常化が進み、インバウンド需要も回復基調である一方、原材料費・光熱費等の高騰や人材不足及び採用コストの増加など、依然として厳しい状況が続いております。このような状況の中、当社グループは、『あらゆる人の幸せに関わる日本一のおもてなし集団』というグループミッションのもと、より多くのお客様におもてなしによって感動を提供するために、優秀な人材の確保及びサービス力向上、各ブランドのブランド力向上に注力してまいりました。
     飲食事業においては、新規出店、既存店のサービス力向上及び店舗オペレーションの改善、各業態における自社アプリなどの会員獲得によるリピーター客数の増加に継続して注力してまいりました。
     新規出店に関しては、ドミナントエリアへの新規出店(屋台屋博多劇場 浦和店・中野店・所沢店、大衆ジンギスカン酒場 ラムちゃん武蔵浦和店・越谷レイクタウン店、こだわりもん一家 本八幡店、寿司トおでん にのや 日本橋店、寿司ト焼きもん にのや はなれ)、バーベキュー・ビアガーデン業態の新規出店(THE SKY RESORT BBQ SOGO OMIYA、京王スカイビアガーデン)及び肉のウヱキ業態の新規出店2店舗(肉のウヱキ東京ドームグルメストリートポップアップ・ショップ(2024年6月4日から8月14日までの期間限定)・肉のウヱキ代々木店)のほか、一家レジャーサービスとして初出店となるTHE RIVERSIDE BBQ NISHIKASAIを新規出店し、2025年3月末日で4店舗(屋台屋博多劇場 茂原店、韓国屋台ハンサム 本川越店・汐留店・渋谷店(汐留店・渋谷店はそれぞれにのや、屋台屋博多劇場へ業態変更。))を退店したことにより、当連結会計年度末時点での直営店は、2025年3月末日で退店した4店舗を含め合計で92店舗となりました。
     既存店(屋台屋博多劇場業態・こだわりもん一家業態・大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん業態・にのや業態・韓国屋台ハンサム業態)客数は前期比2.0%減で推移した一方、既存店客単価は前期比2.1%増で推移し、既存店売上高は前期比0.1%増となりました。
     しかしながら、今夏の記録的猛暑の長期化などの天候不順が大きく影響し、客数が想定より伸び悩み、それにより人件費率が上昇したことに加え、原材料費高騰による原価率の上昇が利益を圧迫し、営業利益は前期比で減益となりました。
     ブライダル事業においては、近年、ブライダル市場全体で結婚式のニーズの多様化により少人数婚のニーズが高まり、婚礼1組当たりの組人数が減少傾向にある中、婚礼の主力広告媒体との連携強化、SNSを活用したブランディング強化による来館数・成約率の向上、サービス力向上及びコスト削減、宴席の新規案件の取り込み及びリピート客数の増加、レストランのサービス力、商品力の向上及び新規客数の増加にも継続して注力してまいりました。
     婚礼の組人数・組単価については、大人数での挙式ニーズが回復してきたことにより、前期比で増加し好調に推移いたしました。また、前期は6月5日から9月8日まで婚礼施設「The Place of Tokyo」を大型リニューアルのため、全館休業しておりましたが当期は全館通常営業しており、婚礼・宴席の施行件数及びレストランの客数は前期比で増加いたしました。その結果、売上高は前期比で増加いたしました。
     一方で、リニューアル後の人的リソースの増強による人件費及び外部販促強化による広告宣伝費の上昇のほか、今期は全館通常営業したことにより各種販売費及び一般管理費が前期比で上昇したことにより営業利益は前期比で減益となりました。
     また、2024年4月15日にレジャー事業の運営を主な目的とする子会社である株式会社一家レジャーサービスを設立し、当連結会計年度より同社を連結の範囲に含め、新たにレジャー事業として報告セグメントに追加しております。レジャー事業においては、今後のレジャー施設の展開、運営のための調査研究等に先行して投資いたしました。
     その他、飲食事業における店舗資産に係る140,939千円の減損損失を特別損失に計上、繰延税金資産の計上に伴い65,862千円の法人税等調整額(益)を計上いたしました。
     以上の結果、当連結会計年度における売上高は10,089,884千円(前期比9.3%増)、営業損失は74,556千円(前期は営業利益227,926千円)、経常損失は100,204千円(前期は経常利益219,359千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は172,203千円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益78,995千円)となりました。

     セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
     ① 飲食事業
     売上高は8,138,646千円(前期比6.6%増)、セグメント利益(営業利益)は55,092千円(前期比84.0%減)となりました。
     ② ブライダル事業
     売上高は1,946,834千円(前期比21.9%増)、セグメント損失(営業損失)は131,280千円(前期のセグメント損失(営業損失)は139,624千円)となりました。
     ③ レジャー事業
     売上高は3,053千円、セグメント損失(営業損失)は27,038千円となりました。

  2. 設備投資の状況
     当連結会計年度において当社は12店舗の新規出店を実施いたしました。この結果、当社は515,346千円(内差入保証金79,556千円)の設備投資を実施いたしました。
     なお、設備投資額には資産除去債務に対応する除去費用の資産計上額は含まれておりません。

  3. 資金調達の状況
     複数の金融機関より1,547,900千円の借入を行い、店舗開設の設備資金等に充当いたしました。
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2025/06/24 11:00:00 +0900
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