第10期定時株主総会 招集ご通知 証券コード : 7177
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社【提案の内容】
第35条(員数)の2項について「各委員会の委員のすべてを、社外取締役とする」に変更する。
【提案の理由】
間違いを「間違いでした」と素直に言える人は素晴らしいと思う。不要不急の上場子会社を量産し続けるGMOは、まずは親子上場の間違いを認められる誠実な人・企業になろう。
さて当社の株価は上場来高値の1419円にはほど遠く、その半値だ。それは高い配当利回りの一方で、人材・IT投資は競合他社よりも伸びず、市況の変化にはリスクが高いと値下げもせず、敗者9割のFX・指数取引に注力する。そんな経営の在り方や戦略が、多くの投資家に期待されていないからである。
この原因は「自分はどうしたいか、なぜそうしたいのか」という主体性が経営陣・中間層・現場というあらゆる階層で発揮されている、そんな状態を経営陣が作れていないからだ。ゆえに、異業種・GMO以外で、かつ、経営・ビジネス経験を持つ取締役を多いに増やし、より緊張感と多様性により、経営陣に主体性を持たせる仕掛けを提案する。
そもそもFXなどの投機商品は、胴元が儲けるためには顧客に過大なリスクを負わせ損をさせなければ成立しえないものであり、「長期的には持続できない」という本質を直視するべきだ。
遡れば、06年、当社旧GMOインターネット証券は「安い、速い、すごい、楽しい、便利な」というコンセプトとサービス(業界最安値水準の手数料、API、はっちゅう君)で証券業に参入した。いま、高島氏や鬼頭氏は「金融サービスをもっとリーズナブルに もっと楽しく自由に」という戦略的意図を掲げている。しかし、そのアウトプットが「株BO」のようなギャンブルを「初心者にも優しい」と勧めていくことなのだろうか?
目先の高配当や射幸心を煽る商品よりも、消費者、取引先、従業員などステークホルダーをもっとワクワクさせ、しあわせにするための金融サービスや投資を一つでも実行していただきたい。
(会社注 提案の内容及び提案の理由は、表記、表現、事実認識等原文のまま記載しております。)