企業集団の現況

(1)当連結会計年度の事業の状況

事業の経過およびその成果

 はじめに、当連結会計年度は建築物用免震・制振用オイルダンパーの検査工程における不適切行為に加え、防衛装備品に関わる不適切な工数計上による請求がございました。これらの事案につきまして、株主の皆様やお客様をはじめ多くの皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。今後、このような事態を再び繰り返すことがないよう、安全と品質を最優先に、企業風土の改革と再発防止策を着実に遂行し、信頼回復に取り組んでまいります。

 当連結会計年度における世界経済は、米中貿易摩擦の激化、欧米の政治的な混乱等により、先行き不透明な状況であったものの、総じて堅調に推移しました。また、わが国経済においては、引き続き堅調な企業収益や雇用情勢により、緩やかながら拡大基調で推移しております。
 また、当社製品の主要な需要先である自動車市場は、欧州において好調に推移しました。建設機械市場は、中国で安定した成長が続き、欧米においても堅調に推移しております。

 このような環境のもと、当社グループの売上高につきましては、4,122億円と前連結会計年度に比べ185億円の増収となり、過去最高の売上高となりました。増収となった主な要因としては、中国における建設機械向け製品の需要が増加したことによります。
 損益につきましては、セグメント利益は220億10百万円と前連結会計年度より引き続き堅調に推移しました。一方、免震・制振用オイルダンパーにかかる製品保証引当金繰入額等の費用を計上したことから、営業損失は284億96百万円、税引前損失は295億10百万円となりました。また、親会社の所有者に帰属する当期損失は、247億57百万円となりました。


(2)財産および損益の状況


<ご参考>

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2019/06/25 12:00:00 +0900
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