当連結会計年度におけるわが国の経済は、地政学リスクの長期化、世界的なインフレ抑制に向けた各国の金融政策の引締め、為替動向の変化など先行きが不透明な状況が続いています。
このような環境の中、当連結会計年度の業績につきましては、売上高はPC需要減に伴う電子部品の売上減少や調達マネジメント事業の減少はあったものの、SM Electronic Technologies Pvt. Ltd.(以下「SMET」という。)の子会社化による増加に加え、円安の影響等もあり、1,481億13百万円(前年度比1.2%増)となりました。利益面につきましては、営業利益はSMETの子会社化等に伴う売上総利益の増加に加え、円安の影響等により、47億55百万円(前年度比25.4%増)、経常利益は36億53百万円(前年度比27.4%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は主に法人税等の増加により21億56百万円(前年度比4.5%減)となりました。
当連結会計年度において経営管理区分を見直し、「モビリティ事業」に区分されていたストレージ部門を「エンタープライズ事業」に区分変更しております。以下の前年度比較については、前年度の数値を変更後の区分により組替えた数値で比較しております。
工作機械向け制御機器の需要減により、売上高は300億21百万円(前年度比4.0%減)、セグメント利益は15億94百万円(前年度比40.8%増)となりました。
調達マネジメント事業本部の売上減等により、売上高は491億81百万円(前年度比21.8%減)、セグメント利益は20億65百万円(前年度比13.0%減)となりました。
SMETの子会社化および車載向け半導体の好調により、売上高は320億3百万円(前年度比150.7%増)、セグメント利益は18億24百万円(前年度比75.1%増)となりました。
PC需要減等に伴う電子部品の売上減により、売上高は439億66百万円(前年度比7.9%減)、セグメント利益は5億79百万円(前年度比19.4%増)となりました。