事業の経過及びその成果

 当連結会計年度の売上高は118,099百万円(前連結会計年度比1.0%減)となりました。また、営業利益は16,069百万円(前連結会計年度比29.9%減)、経常利益は17,026百万円(前連結会計年度比26.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,262百万円(前連結会計年度比34.6%減)となりました。

 セグメント別の状況は次のとおりであります。

【事業セグメント別の売上高】

(事業セグメントの利益の測定方法)
 事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)としております。

デジタルエンターテインメント事業

 デジタルエンターテインメント事業は、スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」を主力として収益を上げております。「モンスターストライク」は、第2四半期連結累計期間におきましては、前年同期と比較してMAU・ARPUが低下傾向にありましたが、2021年10月に実施した8周年イベントや年末年始イベント、第4四半期連結会計期間に実施した人気IPとのコラボが奏功し、下期でARPUが回復してきております。新規アプリゲームの開発も進めており、収益の安定化及び収益性の向上に取り組んでおります。
 この結果、当事業の売上高は91,219百万円(前連結会計年度比9.3%減)、セグメント利益は38,848百万円(前連結会計年度比13.2%減)となりました。

スポーツ事業

 スポーツ事業では、スポーツ観戦事業、公営競技事業への投資を行っております。スポーツ観戦事業におきましては、プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」が2020-21シーズンにクラブ初となるBリーグ優勝を果たした事を受け、スポンサー収入等の売上が増加しました。公営競技事業におきましては、株式会社ネットドリーマーズが運営する競馬情報サイト「netkeiba.com」で2021年12月にMAUが過去最高の1,700万人を突破しております。また、株式会社チャリ・ロトが運営する競輪・オートレース車券のオンライン投票サイト「チャリロト」についても順調にユーザー数を伸ばすなど売上は拡大しております。一方で、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」では、9月から10月にかけて還元施策を実施したことでGMVは拡大しましたが、想定以上の費用が発生いたしました。11月以降は還元施策の最適化などコスト見直しを行い、費用の抑制を図っております。
 この結果、当事業の売上高は18,504百万円(前連結会計年度比45.7%増)、セグメント損失は5,148百万円(前連結会計年度はセグメント損失5,347百万円)となりました。

ライフスタイル事業

 ライフスタイル事業では、SNS「mixi」、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバムみてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」を中心に各種サービスを運営しております。「家族アルバムみてね」はマネタイズの強化を推進しており、株式会社スフィダンテと連携したギフトサービスの定着が進んだことや年賀状アプリ「みてね年賀状」等の年賀状サービスが好調であったことにより、売上高は前連結会計年度と比較して増加しております。また、「minimo」におきましては、前期は新型コロナウイルスの影響を受け、一時的に低調に推移しておりましたが、復調し売上を伸ばしております。
 この結果、当事業の売上高は8,375百万円(前連結会計年度比38.9%増)、セグメント損失は71百万円(前連結会計年度はセグメント損失398百万円)となりました。


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2022/06/28 14:00:00 +0900
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