当連結会計年度の売上高は146,867百万円(前連結会計年度比20.4%増)となりました。また、営業利益は24,820百万円(前連結会計年度比39.4%増)、経常利益は18,250百万円(前連結会計年度比3.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,161百万円(前連結会計年度比49.7%減)となりました。
当連結会計年度より、「投資事業」を主たる事業として独立区分し報告セグメントとしたことによる表示方法の変更を行っており、遡及適用後の数字で前期比較をしております。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
【事業セグメント別の売上高】
(注)
(事業セグメントの利益の測定方法)
事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)としております。
デジタルエンターテインメント事業は、スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」を主力として収益を上げております。「モンスターストライク」は、有力IPとのコラボレーションをはじめ、2022年10月に実施した9周年イベントや年末年始イベントが奏功しARPUが前期を上回ったことで、売上高及びセグメント利益ともに増収増益となっております。なお2022年7月には新作タイトルとして、モンストIPを活用した新作タイトル「ゴーストスクランブル」他3本をリリースしております。
この結果、当事業の売上高は104,374百万円(前連結会計年度比14.4%増)、セグメント利益は43,502百万円(前連結会計年度比12.0%増)となりました。
スポーツ事業では、観戦事業、公営競技事業への投資を行っております。観戦事業におきましては、2022年2月よりプロサッカーチーム「FC東京」を運営する東京フットボールクラブ株式会社が新たにグループに加わっております。公営競技事業におきましては、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」及び株式会社チャリ・ロトで、前連結会計年度と比較して、オンライン車券販売高が伸びたことで増収となっております。また、「TIPSTAR」は、コストの効率化を進め費用の抑制を図ったことで、セグメント損益は改善しております。
この結果、当事業の売上高は28,643百万円(前連結会計年度比54.8%増)、セグメント損失は1,100百万円(前連結会計年度はセグメント損失5,148百万円)となりました。
ライフスタイル事業では、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」、SNS「mixi」を中心に各種サービスを運営しております。「みてねみまもりGPS」の販売が好調であったことや、当連結会計年度より株式会社CONNECTITを新規連結したことにより、年賀状サービスの売上が伸長した結果、増収となりました。一方、「みてねみまもりGPS」の広告宣伝費等の先行投資が発生したことで費用が増加しております。
この結果、当事業の売上高は11,663百万円(前連結会計年度比39.3%増)、セグメント損失は84百万円(前連結会計年度はセグメント損失71百万円)となりました。
投資事業では、スタートアップやベンチャーキャピタルへの出資を行っております。当連結会計年度においては、当社グループの出資するファンドの損益を取り込んだことと、当社及びアイ・マーキュリーキャピタル株式会社の保有する投資有価証券の売却による収益を計上しております。
この結果、当事業の売上高は2,023百万円(前連結会計年度比48.5%減)、セグメント利益は553百万円(前連結会計年度比62.1%減)となりました。