事業の経過及びその成果

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限の緩和が進み、緩やかに改善の兆しが見られました。一方で、長期化するウクライナ情勢、急激な為替の乱高下、円安の進行によるエネルギーコストや原材料価格の高騰等により経済全体における先行きは不透明な状況が続いております。
 このような状況の中、当社グループにおいては、連結売上高12,768百万円(前期比27.2%増)、営業利益40百万円(前期営業損失568百万円)、経常利益184百万円(前期比75.5%減)、親会社株主に帰属する当期純損失304百万円(前期親会社株主に帰属する当期純損失1,979百万円)となりました。

 セグメントの業績を示すと次のとおりです。

① 日本
 当セグメントにおきましては、売上高11,667百万円(前期比38.8%増)、セグメント利益(営業利益)584百万円(前期セグメント損失476百万円)となりました。
 当連結会計年度における日本の業績は、夏に新型コロナウイルス感染症の感染者数が過去最大を記録したことや、エネルギーコスト高騰の影響等があったものの、「鬼滅の刃」や「SPY×FAMILY」、「カラフルピーチ」、「ワイテルズ」、「ブルーロック」等の様々なアニメコンテンツやYouTuber等とのコラボイベントが好調に推移したことに加えて、入館料を全店で値上げしたことや緊急事態宣言等による営業制限(店舗営業時間の短縮、アルコールの提供停止、飲食エリアの時短営業等)がなかったこと等により売上高は大幅に増加し、増収増益となりました。

② 中国
 当セグメントにおきましては、売上高1,101百万円(前期比33.7%減)、セグメント損失(営業損失)393百万円(前期セグメント利益45百万円)となりました。
 当連結会計年度における中国の業績は、中国政府によるゼロコロナ政策に基づき、前期に臨時休業していた長春市と上海市の直営3店舗が2022年6月から7月にかけて順次、営業を再開しましたが、その後も行動制限等の厳格な感染予防対策が継続的に2022年12月頃まで実施されました。また、ゼロコロナ政策解除後も、感染者数増加による消費マインドの低迷が続いたこと等が客数に影響し前期に比べ売上高は減少しセグメント損失となりました。
 新規出店に関しては、いずれもパートナーシップ運営(FC形式)により、2022年11月吉林省吉林市に北大湖温泉館を、2023年1月と2023年3月には上海市に臨港温泉館と旅籠温泉酒店をそれぞれオープンしました。

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2023/06/28 12:00:00 +0900
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