対処すべき課題

 今後の経営環境につきましては、引き続き世界的な新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響が懸念されており、終息時期が不透明な中、ワクチン接種など感染対策の浸透や国・自治体による様々な政策の実施効果により、国内経済の自律的な回復が期待されます。その一方で、地政学的リスクの高まりにより、原油高や原材料価格など商品市況の高騰、円安、金融市場の混乱といった不安要因も多くみられ、依然として先行き不透明な状況が続くものと思われます。
 このような状況の中、当社グループは2021年度に、2023年度までの3カ年を対象とした、中期経営計画「NEXT STAGE 2023 - HENCA SINCA SOZO -」を発表いたしました。さらに、2022年12月に創業50周年を迎えるにあたり、経営理念を改定するとともに社会における当社の存在意義を示すパーパスを新たに策定いたしました。



 社会環境の変化に伴い社会やお客様のニーズも多様化するなか、中期経営計画において2023年度の財務目標として掲げた、売上高210億円、営業利益32億円、ROEおよびROIC13%以上の達成を目指し、以下の基本方針の下、これまでの課題を解消し、持続的な成長を実現するための取り組みを加速化させてまいります。

① 経営基盤の強化

 企業価値の持続的な向上を目指し、事業成長していくためには強い経営基盤を築くことが必須と考え、ガバナンスの強化、社内インフラの強化、開発体制および品質の強化を推進いたします。また、今後の成長を支える多様な人財の確保について、質と人数の両面から強化してまいります。

② 収益性の向上

 本中計で目標設定した、ROIC13%を達成すべく、ROIC経営を全社に浸透させ収益性の向上を目指します。具体的には、低収益事業からの撤退、事業部間シナジーのさらなる追求、成長事業・新規事業育成のための積極的投資に努めてまいります。

③ ESG経営の進化

 将来の成長に向け、利益と効率性の追求に加えESG経営の実践が求められています。当社グループでは社長自らがサスティナビリティ推進担当となり、ESGの考え方を社内に浸透させるとともに、われわれの強みを生かし、様々なソリューションの提供を通じて地方のデジタルトランスフォーメーション(DX)化に貢献し、地方経済の活性化に寄与していきたいと考えております。


前の項目へ次の項目へ
2022/06/17 12:00:00 +0900
2022/06/13 17:00:00 +0900
外部サイトへ移動します 移動 ×

カメラをかざして
QRコードを
読み取ってください

{{ error }}