2023年度定時株主総会招集ご通知 証券コード : 6324

対処すべき課題

① 2024年度の課題

 国際情勢の不安定化による資源・原材料価格の高止まり、為替相場の変動など、世界経済の一層の不透明感が予想されるなか、2024年度の当社グループの事業環境は、労働人口減少を補うためのロボットをはじめとする自動化投資の拡大、データセンターの拡充及び生成AIに必要な先端半導体の需要拡大に伴う設備投資等により、製品需要が回復していくものと予想されます。それらに伴いお客様や販売店各社における当社製品の在庫調整も進み、期中の受注回復を想定しています。これら事業環境に対応すべく、今中期経営計画(2021年度〜2023年度)の施策として実施してまいりました、高い生産能力の維持、サプライチェーン体制の強化による安定した部材調達、ITの積極投資による生産性向上と業務効率の改善をさらに推し進め、さらなる製品力の向上、コスト低減、リードタイム短縮に取り組んでまいります。
 加えて、営業・開発技術一体によるお客様の課題解決力向上と対応の迅速化を推進し、さらなる競争優位性の拡大に傾注してまいります。

② 中長期の課題
 当社グループは、「モーションコントロール技術で社会の技術革新に貢献する」という不変のミッションを遂行しております。
 当社グループが手掛けるメカトロニクス製品、精密減速装置は、EV化、手術支援ロボットなど、新たな「社会の技術革新」に大きく貢献しており、今後もその需要は拡大していくことが予想されます。また、世界的な人手不足が顕在化するなか、自動化が加速しており、協働ロボットに加え、新たな市場として「ヒト型ロボット」の需要増加が見込まれております。当社グループはこのような成長機会を確実に取り込むための経営基盤をより強固なものにするとともに、新たに策定した新中期経営計画(2024年度〜2026年度)に基づき、グループ一体となって持続可能な社会の実現に向け活動を推進してまいります。さらに、ミッション・新長期ビジョンの達成に向け、攻めと守りのバランスを勘案した経営戦略を遂行することにより、中長期的な企業価値向上を図ってまいります。
 なお、経営理念、サステナビリティ基本方針、ミッション、長期ビジョン、マテリアリティ、中期経営計画の要旨は以下のとおりです。

経営理念
1. 個人の尊重
2. 存在意義のある企業
3. 共存共栄
4. 社会への貢献

サステナビリティ基本方針
 私たちは、「個人の尊重」「存在意義のある企業」「共存共栄」「社会への貢献」という4つの柱で構成された経営理念に基づき、トータル・モーション・コントロールを提供する技術・技能集団として、社会をより良くするための技術革新に貢献することで、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指します。

■当社グループのミッション
モーションコントロール技術で社会の技術革新に貢献する

■長期ビジョン
未来と調和するトータル・モーション・コントロールのベストプロバイダー

■マテリアリティ
・人的資本の価値最大化
・お客様の期待値に応えるQCDSの実現
・環境の変化に適合した新技術・新技能への挑戦と創出
・企業活動を通じて持続可能な社会に貢献する
・時代に調和した経営基盤の構築

■中期経営計画(2024年度〜2026年度)
〜「価値創出と変革」への挑戦〜
(基本方針)
① 収益性を重視した全事業の持続的な成長
・新たな成長ドライバーの開拓
・顧客期待値に応えるQCDS+Speedの徹底

② 環境変化に適合できる経営資源
(ひと、もの、かね、情報)の強化
・個の成長と多様な脳力が発揮され、尊重される組織の実現
・資本効率を意識した成長投資
・財務基盤及びガバナンス強化

③ 未来に続く企業価値向上への取り組み
・ネットゼロの推進
・多様な人財の登用、採用
・お客様の環境負荷低減を促進する製品の開発

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2024/06/21 11:00:00 +0900
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