第79回 定時株主総会招集ご通知 証券コード : 6368

第79期業績概況

 1   事業概況

 当社グループの主力市場である電子産業分野においては、AI(人工知能)などに向けた最先端半導体の投資に加え、EV(電気自動車)などに向けたパワー半導体や車載用半導体、シリコンウェハーなど半導体材料に対する設備投資が高い水準で推移いたしました。また一般産業分野においては医薬・化粧品分野や電子周辺分野などで設備投資に活発な動きが見られ、電力・上下水分野はソリューションサービスが堅調に推移しております。
 このような状況の下、当社グループは国内外で大型プロジェクトの受注・納入活動を推進するため、エンジニアリングやソリューションサービスの体制整備、デジタル技術を活用した業務効率化、グローバルでのサプライチェーン強化やパートナー企業との連携など生産・納入キャパシティの拡大に取り組んでおります。また、研究開発活動の強化や人材の確保と育成、サステナビリティやガバナンスの高度化に向けた取組みを進めてまいりました。
 この結果、受注高1,444億68百万円、売上高1,503億56百万円、営業利益225億44百万円、経常利益234億25百万円、親会社株主に帰属する当期純利益173億10百万円となり、ROE(自己資本当期純利益率)は18.4%となりました。受注高は前年度から減少しておりますが、売上高及び各利益は前年度の実績及び期初の計画を上回り、前年度に続いて過去最高となる水準を達成いたしました。また、翌年度以降の売上のベースとなる繰越受注残高は1,156億18百万円となり、引き続き高い水準の受注残高を確保しております。


 2   業績推移


 3   セグメント別状況

 水処理エンジニアリング事業 

受注高
一般産業分野、電力・上下水分野では受注高が増加し、電子産業分野においては国内で大型案件を受注したものの、海外での受注が縮小した影響で受注高は減少いたしました。

売上高
電子産業分野、一般産業分野において、プラント案件が概ね順調に進捗し、メンテナンスなどのソリューションサービスも好調に推移したことなどから増収となりました。

営業利益
大型プラント案件の増加や比較的収益性の高いソリューションサービスの拡大などの効果に加え、受注採算性の改善や各種の原価低減の取組みなどによって大幅増益となりました。

 機能商品事業 

受注高・売上高
電子産業向けの各種水処理薬品の販売が好調に推移し、小型純水装置・浄水フィルタ、各種食品添加剤などの販売が好調に推移いたしました。

営業利益
売上が好調に推移したことに加え、水処理薬品などで比較的利益率の高い製品が伸長したこと、原材料価格の上昇に伴う値上げなどの価格転嫁が進んだことなどから増益となりました。

2024/06/27 12:00:00 +0900
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