第120回定時株主総会
招集ご通知

株主のみなさまへ

　株主のみなさまには、ますますご清栄のこととおよろこび申しあげます。
　第120回定時株主総会の招集ご通知のお届けにあたりまして、ひとことごあいさつを申しあげます。

　当期の当社グループを取り巻く環境は、企業収益の改善にともなう設備投資の活発化などにより、製造業を中心に回復基調となりました。その一方で、半導体を中心とした世界的な電子部品不足や、新型コロナウイルスによる経済活動の停滞が続く状況にあります。そのような中で、当社は持続的な利益を確保できる体制を整えるべく事業活動に邁進してまいりました。

　2021年4月からスタートした第9次中期経営計画では、「殻を破る」をテーマに、新しいもの、新しいこと、新しいやり方を創出し、山洋電気グループがグローバル企業として「世界のトップブランド」を構築することを目標としています。これを達成するための取り組みとして、グローバルな設計・開発体制や営業体制の拡充を進めています。
　具体的な取り組みとして、2021年5月には、長野県上田市のテクノロジーセンターに新棟を開設しました。事業の強化および設計・開発環境の向上を目的としており、開発期間を20％短縮することを目指しています。また2022年4月には、台湾の営業拠点に、クーリングシステム製品の設計・開発を担うテクノロジーセンターを開設しました。データセンターやICT産業を中心に、お客さまのニーズをいち早く製品開発へと繋げてまいります。
　また営業活動においては、ドイツ・ミュンヘンに新たな支店を開設いたしました。自動車産業をはじめ、電気・電子機器、重機械産業など幅広い市場をターゲットとして、ドイツ南部とオーストリアを中心に新規開拓と現地代理店のサポートをおこなってまいります。

　加えて、ステークホルダーとの関係強化にも努めてまいりました。環境適合設計製品「エコプロダクツ」の開発・販売の推進や、取引先のみなさまとの長期的な信頼関係の構築を目指す「パートナーシップ構築宣言」の公表、さらに社員が能力を最大限に発揮できるよう健康経営にも取り組み、「健康経営優良法人2022」に認定されました。

　このような取り組みのもと、当期の業績は後述のとおりとなりました。

　当期末の配当金につきましては、当株主総会でご承認いただけますと、1株当たり60円とし、昨年12月の中間配当金1株当たり55円を合わせ、年間配当金は115円となります。

　株主のみなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。