第121回定時株主総会
招集ご通知

株主のみなさまへ

　株主のみなさまには、ますますご清栄のこととおよろこび申しあげます。
　第121回定時株主総会の招集ご通知のお届けにあたりまして、ひとことごあいさつを申しあげます。

　2021年4月からスタートした第9次中期経営計画では、「殻を破る」をテーマに、今までになかった新しいこと、新しいやり方を創出し、山洋電気グループがグローバル企業として「世界のトップブランド」を構築することを目標としています。2年目の当期は、グローバルな設計・開発体制や営業体制の拡充を中心に企業活動を進めてまいりました。

　当期は、部品材料の不足、部材の価格高騰などが続き、当社グループを取り巻く経営環境は大きく変化いたしました。部品材料の不足が続くなか、当社グループでは世界中の販売拠点を活用した国際調達活動を進め、国内調達だけでは不足する部品を世界各国から調達することで、市場変動に即応した安定調達を実現してまいりました。

　生産活動においては、現在、フィリピン工場の敷地内に第4工場の建設を進めております。第4工場が完成する2024年1月以降のフィリピン工場の生産能力は、約25％増加し、多くの製品をスピーディーに提供できる体制が整います。

　このほか、2023年6月には、フランスのモータ組立工場が稼働を開始いたします。地域のお客さまに密着して柔軟なカスタマイズができる生産体制を目指してまいります。

　さらに、当社グループでは、社員が生き生きと働き、それぞれの能力を最大限に発揮することこそが、企業の中長期的な成長と社会貢献に繋がるという考えのもと、健康経営にも積極的に取り組んでおります。当期においては、「健康経営優良法人」に2年連続認定され、さらには上位500法人が認定される「ホワイト500」にも初めて選定されました。

　当期末の配当金につきましては、当株主総会でご承認いただけますと、1株当たり70円を予定しております。昨年12月の中間配当金1株当たり65円を合わせ、年間配当金は135円となります。
　株主のみなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。

代表取締役会⻑　⼭本茂⽣