対処すべき課題

 「2025事業計画」の実現に向けて成長戦略の実行、事業基盤の強化を進めておりますが、当社を取り巻く足元の事業環境は依然として厳しく、2023年度は「課題を先読みし、『迅速果敢』に挑もう」をキーワードに、2025年さらにその先の持続的な成長に向けた課題への取り組みを加速させていきます。
 足元では、引き続き収益力を高めるための構造改革、生産量変動に強いリーンな生産体制づくりが重要であると考えており、事業ポートフォリオの見直し、地域の特性に応じた自動化を進めています。
 中長期では、持続的な成長を実現させるためには収益基盤の強化が必要であり、とりわけ急進展している自動車の電動化に対する戦略の見直しは喫緊の課題であると捉え、BEV、FCEV(燃料電池自動車)が先行する市場・顧客に向けた製品開発を加速させるとともに、そのような市場で戦うために必要な開発、営業体制を強化していきます。
 また、加速するカーボンニュートラルへの取り組みとしては、脱炭素といった社会課題解決のみならず、当社の強みであるゴム・樹脂の高分子技術の知見を活かし、独自の高分子材料の開発を進め事業成長につなげていきます。
 さらに、持続的な成長に必要な人的リソーセスの確保・育成が急務であり、人的資本経営にも力を入れていきます。
 このように迅速果敢に課題解決に取り組み、経済価値と社会価値の両立を実現するサステナブルな経営を推進し、今後も“世界のお客様へ「安心」「安全」「快適」をお届けするグローバルカンパニー“を目指していきます。

 株主の皆様におかれましては、当社経営に対し今後も引き続き変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

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2023/06/15 12:00:00 +0900
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