第83回 定時株主総会招集ご通知 証券コード : 7735
取締役 垣内永次、廣江敏朗、近藤洋一、石川義久、依田 誠、高須秀視、奥平寛子および楢原誠慈の8名は、本定時株主総会終結の時をもって任期満了となりますので、取締役8名の選任をお願いいたしたいと存じます。
取締役候補者は次のとおりであります。
49,952株
13年(本総会終結時)
100%(14回/14回)
京セラ株式会社 社外取締役
垣内永次は、印刷事業においてマーケティング部門や欧米の海外現地法人の社長、カンパニー社長を歴任し、半導体事業ではカンパニー社長として事業拡大を牽引するなど、多様な経営経験を有しております。また、取締役社長(CEO)就任以前からIR担当役員として、資本市場、株主との対話に努めました。現在は取締役会長として、当社グループの内部監査、ガバナンスの管掌をはじめ、産学公・地域連携、社会貢献活動などを推し進めております。取締役としての責務・役割を果たすことができると判断し、候補と致しました。
2014年に代表取締役社長、2019年に代表取締役会長に選任いただき、この間、株主様のご期待に沿うべく、当社の企業価値向上に取り組んでまいりました。刻々と変化する事業環境に対して、柔軟な経営が実践できるよう監督していくとともに、グループ全体のガバナンスの質の向上を図っていく所存です。グローバルに展開する企業集団の成長に向けて、非業務執行の立場から、執行側との適度な距離感を保ち、取締役会の活性化に取り組んでまいります。
26,734株
5年(本総会終結時)
100%(14回/14回)
株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ 取締役
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ 取締役
株式会社SCREENファインテックソリューションズ 取締役
株式会社SCREEN PE ソリューションズ 取締役
株式会社SCREENアドバンストシステムソリューションズ 取締役
廣江敏朗は、長年にわたり半導体事業で技術開発に従事し、技術に関する豊富な経験と実績を有しております。また、技術開発センターにおいては副センター長として米国の開発会社の経営に携わり、ディスプレー事業においては代表取締役社長として経営に携わるなど、豊富な経営経験を有しております。現在は、代表取締役 取締役社長 最高経営責任者(CEO)として、中長期的な企業価値向上と経営大綱の実現を推し進めており、3年連続の過去最高業績の更新を達成いたしました。引き続き、さらなる企業価値向上のため、取締役としての責務・役割を果たすことができると判断し、選任をお願いするものであります。
当社は昨年、創立80周年を迎えるにあたり「企業理念」を再定義いたしました。また、「経営大綱」に定める10年後のありたい姿を改めて議論し、長期的な成長を対外的にコミットいたしました。長期的な経営計画である「経営大綱」の実現が、「企業理念」を体現するものだと考えております。今期、新たに新中期経営計画を掲げました。社会を変えるソリューションを提供し続けることこそが、持続的な企業価値向上につながるものと信じ、計画達成に向け邁進してまいります。
9,908株
10年(本総会終結時)
100%(14回/14回)
株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ 取締役
近藤洋一は、経理・財務およびリスクマネジメントの業務経験で培われた国内外の豊富な見識と高い専門性、ならびに機関投資家との建設的な対話経験を有しております。現在は代表取締役 専務取締役 最高財務責任者(CFO)として、キャッシュ・フロー創出力の強化やROICの改善など、成長投資の礎となる強固な財務基盤の確立、適切な情報開示による企業の透明性向上を推し進めております。引き続き、当社の取締役としての責務・役割を果たすことができると判断し、選任をお願いするものであります。
前中期経営計画では、市況の変化に機動的に対応できる強固な財務基盤の確立に取り組み、支払いサイトの短縮による不況抵抗力の強化、CCC*改善によるネットキャッシュ経営の実現に努めました。日本格付研究所様からは「長期発行体格付」がA(見通し:安定的)と過去最高の評価もいただきました。加えて昨年は、投資単位の適正化と株主還元の機会拡充の観点から株式分割と中間配当を実施いたしました。引き続き、財務規律を維持しつつ「経営大綱」に沿ってさらなる成長に向けた投資と株主還元を推進してまいります。
*キャッシュ・コンバージョン・サイクル:仕入債務支払いから売上債権回収までの日数
8,862株
2年(本総会終結時)
100%(14回/14回)
石川義久は、海外営業、マーケティングおよび財務部門等の業務に携わり、広報・IR部門において室長を務めるなど、多岐にわたる豊富な業務経験と幅広い見識を有しております。現在は人財戦略本部の担当取締役として、企業理念の浸透を牽引するとともに、組織の活性化と個人の成長を目指した人事政策の強化を推し進めております。引き続き、当社の取締役としての責務・役割を果たすことができると判断し、選任をお願いするものであります。
前期は経営戦略担当として、新中期経営計画の立案に取り組みましたが、今期はその中の重要テーマである人財戦略を推し進めてまいります。人財の「獲得」「育成」「リテンション」においてそれぞれ施策を展開し、経営戦略に基づく人財ポートフォリオを充足するとともに、従業員エンゲージメントを高め、組織の活性化と個人の成長を通して、持続的な企業価値向上を図ってまいります。
3,100株
5年(本総会終結時)
100%(14回/14回)
サムコ株式会社 社外取締役
高須秀視氏は、半導体関連企業における半導体デバイスの技術開発担当役員として、海外事業を含む豊富な経営経験と専門性を有しており、他社の取締役も兼務しております。また、国内外の大学とも深い交流関係を有しており、現在は当社社外取締役として、取締役会では多様な視点から有益な提言をいただいております。引き続き、経営の監督機能強化への貢献および幅広い技術開発視点からの助言が期待されるため、社外取締役として選任をお願いするものであります。
今、半導体は世界的に注目されております。あらゆる生活必需品に組み込まれる重要な産業として認識される一方、戦略物資としての側面もあるため、半導体事業の技術革新は極めて重要な課題です。半導体企業で、技術開発担当役員として培った技術のみならず、海外・新規事業等の経営経験と国内外の大学・研究機関との多くの交流経験を生かして、社会のさまざまな課題の解決に少しでも寄与し、ステークホルダーの皆様の期待に応えていきたいと考えております。
1,100株
3年(本総会終結時)
100%(14回/14回)
同志社大学大学院ビジネス研究科 准教授
奥平寛子氏は、同志社大学大学院の准教授(労働経済学、応用ミクロ計量経済学等)として豊富な見識を備え、高年齢労働者の増加と企業の調整行動など、社会構造に関する幅広いテーマで高い研究成果をおさめております。現在は当社社外取締役として、新たな働き方や女性の活躍推進、コンプライアンス、ダイバーシティ等の多様な視点から有益な提言をいただいております。同氏は会社経営に直接関与された経験はありませんが、引き続き、経営の監督機能強化への貢献および幅広い客観的な視点からの助言が期待されるため、社外取締役として選任をお願いするものであります。
長年、労働経済学をはじめとしたさまざまな研究に取り組んできました。研究者としての経験から得られた知見や研究成果を企業経営に生かしていくことが役割だと考えております。高度かつ専門人材の活用やESGへの取り組みなど、独立した立場から企業経営に貢献できる場面が多いと感じております。企業価値向上に貢献できるよう、広い視野、多角的な視点で企業経営およびガバナンスの向上に取り組んでまいります。
400株
1年(本総会終結時)
100%(10回/10回)
東洋紡株式会社 取締役会長
楢原誠慈氏は、素材メーカーにおいて海外グループ会社の役員や、経営管理・財務管理の役職を歴任した後、長年代表取締役社長を務め、経営者としての豊富な見識を有しております。また、日本化学繊維協会等において会長を務めるなど、社外団体のトップとしても経験を有しております。現在は当社社外取締役として、豊富な知見および専門性のもと、多様な視点から有益な提言をいただいております。引き続き、経営の監督機能の強化および幅広い経営的視点からの助言が期待されるため、社外取締役として選任をお願いするものであります。
東洋紡株式会社では、ポートフォリオ改革を支え、さまざまなデシジョンメイクに関与してまいりました。変化が大きく、早く、しかも非連続で複雑な企業経営を取り巻く環境下において、経営者として培ってきた経験や知見を最大限に生かして、SCREENホールディングスが進めるポートフォリオマネジメントを支援したく考えております。全てのステークホルダーに対して課題解決への貢献などポジティブに役立つべく、成長とガバナンスの両面で企業価値向上に貢献できるよう、尽力してまいります。
0株
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九州大学マス・フォア・インダストリ研究所 教授
東北大学共創戦略センター 特任教授
佐藤文一氏は、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所の教授として数理分野を中心に、AI、量子、標準化等に関する幅広い見識を有しており、また、日本アルコール産業グループの役員を務めるなど、経営に係る経験についても有しております。それらの豊富な知見および専門性や官庁でのイノベーション推進の実績を踏まえ、多様な視点から意見を述べていただくことにより、経営の監督機能強化への貢献および幅広い技術開発視点からの助言が期待されるため、社外取締役として選任をお願いするものであります。
現実とデジタルの融合による社会課題の解決を目指す「Society 5.0」の実現に向けて、半導体はキーデバイスとなっており、政府も大規模な関連施策を次々と打ち出しております。また、近年、光デバイス、量子技術といった新たな先端技術が進展してきており、産学公の連携が非常に重要になってきています。技術的バックボーンに加えて、これまでの政府や地方公共団体、民間企業での勤務、また海外での長きにわたる駐在経験に基づき、SCREENホールディングスの企業価値向上に貢献していきたいと考えております。