第63回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 2678
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。当社第63回定時株主総会招集ご通知をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
まず初めに、2025年10月に発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害により、株主の皆さまをはじめ、お客様、お取引先様など多くのステークホルダーの皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。現在はサービス水準も平常時まで回復しており、再発防止に向けた情報セキュリティ対策とリスクマネジメントの強化を進めております。
当社は、この経験を重要な教訓として受け止め、逆境を進化に変えるべく、経営基盤のさらなる強化と中長期的な成長に向けた投資を両輪として推進しております。中期経営計画で掲げた「Beyond Retail 〜小売を超えて、働くを革新する〜」の実現に向け、AIの利活用を加速するとともに、当社への期待と成長ポテンシャルが高い、対人サービス業種(医療、介護、飲食、宿泊等の対人接客業種)への提案を強化しております。また、環境・社会価値と経済価値の両立を目指すエシカルeコマースとして、商品・物流サービスの拡充に取り組んでまいります。
くわえて、サクセッション・プランに基づく経営承継を進める中で、ランサムウェア攻撃からの復旧過程においては、次世代人材が中心的な役割を果たし、その成果が着実に表れております。新たな経営体制のもと、AI時代におけるeコマースの進化を成長機会として捉え、持続的な成長と企業価値向上に全力で取り組んでまいります。
株主の皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

日時
2026年8月6日(木曜日)
午前10時(受付開始 午前9時30分)
場所
当社は2025年10月にランサムウェア攻撃を受け、物流システムを中心としたシステム障害が発生し、約2カ月に及ぶ出荷機能の停止等、事業運営に影響が生じました。また、当社が保有する情報の一部について外部流出が確認されました。多くのステークホルダーの皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
発生と対応の時系列

流出が確認された情報
流出が確認された個人情報の概要(2025年12月12日時点)は以下のとおりです。
該当するお客様・お取引先様等には、個別に通知を行っております。また、公開された情報が悪用された場合や、新たな事実が発覚した場合等には、必要に応じて追加対応を実施していきます。

ランサムウェア攻撃の被害範囲と原因分析
被害範囲と影響の詳細
外部専門機関による調査の結果、以下の事実を確認しています。
物流・社内システムへの侵害
・ランサムウェア感染により、一部データが暗号化され使用不能になるとともに、データの一部が窃取・公開(流出)
・出荷業務の全面停止
外部クラウドサービスへの侵害
・お問い合わせ管理システムのアカウントが窃取され、情報の一部が公開(流出)
※ 基幹業務システム、フロントシステム(お客様向けECサイト等)は、侵害の痕跡がなかったことを確認

原因分析と再発防止策
今般のシステム障害および個人情報流出に至った主な原因の分析と再発防止策は以下のとおりです。
(1)不正アクセス

(2)侵入検知の遅れ

(3)復旧長期化

*1 Multi Factor Authentication:IDやパスワード(知識情報)に加え、認証の3要素である「(スマホなどの)所持情報」「(指紋、顔などの)生体情報」のうち、2つ以上の異なる要素を組み合わせて認証を行う方法。多要素認証。
*2 Endpoint Detection and Response:PC、スマートフォン、サーバーといったエンドポイントに侵入したサイバー攻撃の痕跡を検知し、迅速に対応するためのセキュリティ対策。
安全性強化に向けた取り組み
グローバル標準に基づくセキュリティ強化
高度化・巧妙化するサイバー攻撃に適切に対応するため、米国国立標準技術研究所(NIST)が策定するサイバーセキュリティフレームワーク等※のグローバル標準を活用し、当社のセキュリティ対策状況を客観的かつ網羅的に評価します。その上で、リスクや事業影響度に応じて優先順位を定め、短期・中期・長期の視点で計画的に対策を推進することで、継続的なセキュリティレベルの向上と事業継続性の確保に取り組んでまいります。
セキュリティガバナンス体制の強化
2026年3月21日より情報セキュリティ領域を強化する目的で本部制から独立したCISO(チーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー)を設置いたしました。CISOは、サイバーセキュリティ対応を含む全社情報セキュリティの管理統括責任を担い、高度かつ迅速な情報セキュリティを実現します。また、CISOの機能を支えるため情報セキュリティに特化した組織として「トラスト&セキュリティ」をCEO直下に新設し、引き続き、経営直結型のセキュリティガバナンス体制の強化を進めてまいります。
<セキュリティガバナンス体制図:2026年5月20日>

※NIST SP800 シリーズ:NIST が発行するサイバーセキュリティおよび情報システムに関するガイドラインや標準コレクション
NIST CSF:NIST が策定した、組織がサイバーセキュリティリスクを管理・軽減するためのフレームワーク(Cybersecurity Framework)