事業の経過及び成果

 当連結会計年度におけるわが国経済は、日銀の金融緩和政策や政府の大型経済対策による財政支出などにより、企業・家計の両部門とも緩やかな回復基調となりました。一方海外経済も総じて回復を続けましたが、中国を始めアジア新興国等の経済の先行き、政策に関する不確実性による影響や金融資本市場の変動など不安定な状況が続きました。

このような状況の中、当社グループは、当連結会計年度からスタートした第12次中期経営計画において、グループ基本方針に「“Take the Initiative” ~データ活用の領域で先手を取れ~」を掲げ、更なる企業価値の向上を目指し、次世代サービス開発を加速させていくために、積極的な事業投資及びR&D活動を実行してまいりました。

 その結果、事業分野別の状況は、次のとおりとなりました。

 マーケティング支援(消費財・サービス)事業は、カスタムリサーチの既存調査及びインターネット調査、官公庁案件などが好調に推移し増収となりました。営業利益については、パネル調査の主力商品であるSRIのリニューアルやR&D活動など、第12次中期経営計画において掲げているデータの価値向上及びサービス領域の拡大を目指すための投資を進めた結果、減益となりました。

 この結果、マーケティング支援(消費財・サービス)事業の連結業績は、売上高33,186百万円(前期比5.6%増)、営業利益2,165百万円(同9.3%減)となりました。

 マーケティング支援(ヘルスケア)事業は、株式会社アスクレップにおける医薬品の製造販売後調査及び株式会社アンテリオにおけるプロモーション活動の評価サービスなどが好調に推移し増収となりました。営業利益については、株式会社アンテリオにおいて既存サービスの商品価値向上のための投資を行ったほか前年まで発生していた大型案件の反動等の影響により減益となりました。

 この結果、マーケティング支援(ヘルスケア)事業の連結業績は、売上高11,070百万円(前期比3.5%増)、営業利益1,412百万円(同4.8%減)となりました。

 ビジネスインテリジェンス事業は、旅行業界、出版業界及びヘルスケア関連の受注が堅調に推移し増収増益となりました。

 この結果、ビジネスインテリジェンス事業の連結業績は、売上高6,243百万円(前期比6.5%増)、営業利益446百万円(同12.0%増)となりました。

 以上の結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高50,499百万円(前期比5.2%増)、営業利益4,023百万円(同5.7%減)、経常利益4,311百万円(同1.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,050百万円(同6.2%増)となりました。


事業分野別の状況


 マーケティング支援(消費財・サービス)事業は、カスタムリサーチの既存調査及びインターネット調査、官公庁案件などが好調に推移し増収となりました。営業利益については、パネル調査の主力商品であるSRIのリニューアルやR&D活動など、第12次中期経営計画において掲げているデータの価値向上及びサービス領域の拡大を目指すための投資を進めた結果、減益となりました。



 マーケティング支援(ヘルスケア)事業は、株式会社アスクレップにおける医薬品の製造販売後調査及び株式会社アンテリオにおけるプロモーション活動の評価サービスなどが好調に推移し増収となりました。営業利益については、株式会社アンテリオにおいて既存サービスの商品価値向上のための投資を行ったほか前年まで発生していた大型案件の反動等の影響により減益となりました。



 ビジネスインテリジェンス事業は、旅行業界、出版業界及びヘルスケア関連の受注が堅調に推移し増収増益となりました。

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2018/06/27 12:00:00 +0900
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