株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
第51回定時株主総会招集ご通知をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申しあげます。
第13次中期経営計画の最終年度となる2022年度においては、引き続き「ビジネスのデザインを変えよう!!– お客様と生活者の「変わる」とともに –Reframe , Connect , Create」というグループ基本方針のもと、リサーチパートナーからお客様のビジネス戦略構築&実行パートナーへの進化に向けて、ビジネススタイル、サービス、商品の変革に挑戦し続ける企業風土の更なる強化、並びに、グループの成長戦略の推進に注力してまいりました。
当期は、原材料費の高騰等の影響を大きく受けたマーケティング支援(消費財・サービス)事業のメインのお客様である消費財メーカーにおける、リサーチ予算の引き締め及び商品価格テーマ以外のリサーチニーズの停滞を受け、年間を通じて厳しい市場環境となりました。これにより、売上・利益ともに計画値を下回る結果となりました。一方で、このような環境下ではありましたが、コロナ禍ほか様々な社会変化を受けた生活者の実態把握などのリサーチ及びデータ活用案件の獲得、更には、企業において重要課題となっているDX支援案件の獲得など、環境変化を機会に変えたビジネスは着実に増加しております。
円安や原材料費・人件費等の上昇、中長期的な課題となる人口減少・高齢化そしてデジタル社会の発展など、お客様を取り巻く環境は引き続き不透明な状況が続くと見込まれます。このような状況に対し、当社グループの強みである生活者理解を基点に、データとテクノロジーを活用したビジネスの領域拡張に向け、環境変化を受けた社会課題とお客様課題のキャッチアップとセグメントを超えた連携対応、並びに、人材育成の強化など、持続的成長の実現に向けて積極的に取り組んでまいります。
引き続き「THE INTAGE GROUP WAY」に掲げるグループビジョン「豊かで可能性の広がる社会の創造」にふさわしい事業活動による社会貢献を通じて、あらゆるステークホルダーの信頼と期待に応える企業体を目指してまいります。
株主の皆様におかれましては、一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
2023年9月
株式会社インテージホールディングス
代表取締役社長