第163期　定時株主総会招集ご通知

株主の皆さまへ

　株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。当社第１６３期招集ご通知をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
　はじめに、この度の能登半島地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

　当期は、国内外の経済が緩やかな回復基調で推移する中、当社が主に事業を展開する国内消費財市場では、単価の上昇が牽引し市場は拡大しました。
　このような環境のもと、当社グループは、中期経営計画「Visionビジョン2030 1stファースト STAGEステージ」の３つの成長戦略にもとづく施策にスピードをもって取り組み、習慣づくりを通じた経済価値、社会価値の創出に努めました。
　海外においては、最重点国である中国や、主要国のタイ、マレーシアで売上成長の継続により事業成長を加速させることができました。併せて、今後の成長が期待できるベトナムへの新規参入を果たし、更なる事業拡大に向けた布石を打つことができました。
　国内においては、競争の厳しい柔軟剤、洗濯用洗剤において、お客様に新しい価値を提供する大型新製品を導入し、プロモーションに注力しましたが、目標どおりの浸透には至りませんでした。一方、インバウンド需要の回復もあり、目薬や足用冷却シートの売上を伸ばすことができました。
　以上のような取組みの結果、当期の連結業績は、マーケティング費用の増加や本社移転に伴う一時費用の発生などもあり、利益は前期を下回りましたが、売上高は前期を上回りました。
　配当金につきましては、株主の皆さまへの利益還元を継続的かつ安定的に実施する方針のもと、前期に対し1円増配し、1株につき26円（中間配当金13円、期末配当金13円）とさせていただきました。
　「Visionビジョン2030 1stファースト STAGEステージ」の最終年度となる今期は、海外の成長加速と国内事業の収益性改善に重点をおいた施策を推し進めるとともに、サステナビリティの取組みにも一層注力し、企業価値の向上を目指してまいります。
　株主の皆さまには、一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

２０２４年２月
代表取締役兼社長執行役員　竹森 征之