対処すべき課題
今後の世界経済の見通しにつきましては、米国や新興国の景気は底堅く、国内経済も堅調な個人消費に支えられ、緩やかな拡大基調が継続するものと見込まれます。
特殊鋼業界においては、引き続き旺盛な需要が見込まれるものの、原材料・副資材等の購入品価格や物流費の上昇等による製造コストのアップが予想され、収益の確保・拡大には、より一層の企業努力が求められる状況となっております。
そのようななか、2019年度は“変革” をキーワードに、足元の課題に取り組むと同時に、既存ビジネスの発想転換と新ビジネスの創出で新たな価値を未来社会に提供していけるよう、以下の施策を中心に進めてまいります。
1.連結収益力を磨く
(1) 売り方・買い方改革と、モノづくり力の向上による、収益力引き上げ
(2) 販売価格に見合う、企画段階からの固定費マネジメント改革
2.基盤強靭化
(1) ステップアッププランの成果浸透と更なる改善による、「安全・品質」の飛躍的向上
(2) やるべき業務の見極めと自工程完結による、真の働き方改革
(3) “Aichi Way” の実践による、熱意と感謝が通い合う、魅力溢れる職場への刷新
3.スマート社会への布石
(1) グローバル視点によるHome&Away(「やり切る」と「任せる」)で、得意分野を伸展
(2) コーポレートとカンパニーの連携強化による企画充実で、新ビジネス創生を加速
株主のみなさまにおかれましては、引き続き変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申しあげます。