対処すべき課題
次期の見通しにつきましては,ヨーロッパでのデフレ観測や中国の景気減速などの懸念はあるものの,経済政策による内需の下支えや企業収益改善にともなう設備投資の増加等によって景気は回復基調で推移するものと思われます。
このような中で当社グループでは,今後も企業活動すべてにわたるグローバル化に取り組み,引き続いて業界トップの高性能・高品質・高信頼の製品の製造販売を推進いたします。
なお,当社グループは,積極的にグローバルに事業展開を推進していく上で,財務情報の国際的な比較可能性を向上させることにより,株主・投資家などのさまざまなステークホルダーのみなさまの利便性を高めるため,当期の有価証券報告書における連結財務諸表から国際財務報告基準(IFRS)を任意適用することといたしました。これにより,次期の業績につきましては,IFRSに基づいた予想値の算出により,売上収益82,500百万円,営業利益6,500百万円,税引前利益6,600百万円,親会社の所有者に帰属する当期利益4,900百万円を見込んでいます。