セグメント別の業績は次のとおりです。
当セグメントは、四輪車用油圧緩衝器、二輪車用油圧緩衝器、四輪車用油圧機器とその他製品から構成されております。
ⅰ)四輪車用油圧緩衝器 四輪車用油圧緩衝器は、消費税増税に伴う国内市場の冷え込みに加え、海外の市況悪化、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動停滞の影響により、売上高は1,671億円と前連結会計年度に比べ1.5%の減収となりました。
ⅱ)二輪車用油圧緩衝器 二輪車用油圧緩衝器は、主要な市場であるインドの市況悪化の影響で、売上高は282億円と前連結会計年度に比べ2.8%の減収となりました。
ⅲ)四輪車用油圧機器 パワーステアリング製品を主とする四輪車用油圧機器は、電動パワーステアリングや油圧ポンプ及びCVT(無段変速機)用ベーンポンプの販売減少により、売上高は321億円と前連結会計年度に比べ23.8%の減収となりました。
ⅳ)その他製品 ATV(全地形対応車)用機器を中心とするその他製品の売上高は47億円となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は2,321億円、セグメント利益は116億91百万円(セグメント利益率5.0%)となりました。営業損失は、減損損失の計上により95億48百万円となりました。
当セグメントは、産業用油圧機器、その他製品から構成されております。
ⅰ)産業用油圧機器 建設機械向けを主とする産業用油圧機器は、中国経済の成長鈍化による需要減少に加え、北米の市況悪化、相次ぐ自然災害や新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動停滞の影響により、売上高は1,170億円と前連結会計年度に比べ11.5%の減収となりました。
ⅱ)その他製品 鉄道用アクティブサスペンションシステム及び緩衝器を主とするその他製品の売上高は83億円と前連結会計年度に比べ0.3%の減収となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は1,253億円となり、セグメント利益は55億31百万円(セグメント利益率4.4%)、営業利益は51億5百万円(営業利益率4.1%)となりました。
当セグメントは、舞台機構、艦艇機器、免制振装置等から構成されております。
システム製品は、売上高は81億円と前連結会計年度に比べ4.5%の減収となり、セグメント利益は15億31百万円(セグメント利益率18.8%)となりましたが、免震・制振用オイルダンパーの不適切行為に伴う費用の計上等により、営業損失は339億85百万円となりました。
当セグメントは、航空機用離着陸装置、同操舵装置等から構成されております。
航空機器事業は、売上高は55億円と前連結会計年度に比べ2.6%の減収となり、セグメント損失は21億85百万円、営業損失は28億23百万円となりました。
当セグメントは、特装車両及び電子機器等から構成されております。
ⅰ)特装車両 コンクリートミキサ車を主とする特装車両の売上高は86億円と前連結会計年度に比べ5.7%の減収となりました。
ⅱ)電子機器等 電子機器等の売上高は19億円と前連結会計年度に比べ22.9%の減収となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は105億円となり、セグメント利益は9億99百万円(セグメント利益率9.5%)、営業利益は9億45百万円(営業利益率9.0%)となりました。