第133期定時株主総会招集ご通知 証券コード : 9119

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

(1) 会社の経営の基本方針

 当社グループは、「安全の確保を最優先に、人々の想いを繋ぎ、より豊かな未来を築きます」という企業理念のもと、社業の基盤である安全の確保を最優先に、当社グループが持続的に成長するため、ステークホルダー・社会との対話を通じて、安全に加えて様々な価値を提供することを経営方針としております。
 企業理念体系の詳細につきましては、以下をご参照ください。
 https://www.iino.co.jp/kaiun/company/philosophy.html

(核となる事業)
 企業集団の人的・物的資源を生かしながら、当社グループは引き続き次の3つの事業を核として推進します。
・ 全世界にわたる水域で原油、石油化学製品、液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)、発電用石炭、肥料、木材チップなどの基礎原料の輸送を行う外航海運業
・ 国内、近海を中心とした水域で液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)、石油化学ガスなどの基礎原料の輸送を行う内航・近海海運業
・ 東京都心とロンドン中心部における賃貸オフィスビルの所有、運営、管理及びメンテナンス並びにフォトスタジオの運営を行う不動産業

(2) 中長期的な会社の経営戦略

 当社グループは、2023年4月から開始する3年間の中期経営計画「The Adventure to Our Sustainable Future」(計画期間:2023年4月〜2026年3月、以下「本計画」という)を2023年4月より進めています。本計画では、事業ポートフォリオ経営とカーボンニュートラルへの挑戦をテーマに定め、長期目標としてのIINO VISION for 2030の実現に向けて、共通価値の創造をより力強く推進していきます。重点戦略としては、事業ポートフォリオ経営による持続的な成長と、マテリアリティ(サステナビリティ重要課題)の克服を両立させる諸施策を推進していきます。

 <重点戦略への取り組み>
 各重点戦略の具体的な推進事項と2023年度における主な取り組みは以下のとおりです。

当社のマテリアリティは事業への影響と社会への影響の2軸を基準として、ステークホルダーの意見を基に取締役会で議論を行い特定しています。マテリアリティと当社の経営戦略とを結合させ、マテリアリティを克服することで、社会的価値の創造を目指します。
 また、サステナブルな社会の実現に貢献していく当社グループの姿勢を明確にするため、「飯野海運グループサステナビリティ基本方針」を策定しました。サステナビリティを重視した経営を通じ、中長期的な企業価値向上に努めます。
 マテリアリティの克服への取り組みの詳細については以下のとおりです。

 これらのマテリアリティは、各部・グループ各社の年度ごとの業務遂行計画で進捗管理をしていきます。また、外部環境の変化にも対応するため、PDCAサイクルに基づき、取締役会において議論・評価を行い、定期的に見直すことで取り組みを推進します。

 なお、当社のサステナビリティへの取り組みの詳細につきましては当社ホームページをご参照ください。
https://www.iino.co.jp/kaiun/csr/

 本計画の詳細につきましては当社ホームページをご参照ください。
https://www.iino.co.jp/kaiun/ir/plan.html

<新中期経営計画「The Adventure to Our Sustainable Future」における財務数値目標>

(注1)適合燃料油の単価(補油地:シンガポール)
(注2)営業利益+減価償却費+主たる事業投資に係る受取配当金及び持分法投資損益

(注3)利払前税引後利益÷ 投下資本
(注4)2022年度実績は会計方針の変更に伴い遡及修正後の数値

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2024/06/26 12:00:00 +0900
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