第39回定時株主総会招集ご通知 証券コード : 9984
ソフトバンクグループ株式会社 2018年度において、当社グループの有利子負債(注)は1兆3,994億円減少しました。これは、主にソフトバンクグループ㈱による借入金の返済および外貨建普通社債の買取、ソフトバンクグループ㈱の100%子会社であるスカイウォークファイナンス合同会社によるアリババ株式を活用した借入の返済ならびにソフトバンク・ビジョン・ファンドによる借入の返済によるものです。その他、ソフトバンクグループ㈱の100%子会社であるソフトバンクグループジャパン㈱(以下「SBGJ」)を通じて保有するソフトバンク㈱の株式を売出し、手取金2兆3,498億円を受領しました。
主な取引の概要は、次のとおりです。
2018年度において、当社グループによる金融機関等からの借入金は1兆449億円減少しています。当社グループにおける借入残高の主な変動は次のとおりです。
2018年8月に、ソフトバンク㈱は、ソフトバンクグループ㈱からの借入の返済を目的とした1兆6,000億円のシニアローンの借入契約を㈱みずほ銀行、㈱三井住友銀行、㈱三菱UFJ銀行、クレディ・アグリコル銀行および三井住友信託銀行㈱をアレンジャーとした銀行団と締結しました。また、同月に、ソフトバンクグループ㈱は、スプリント買収資金およびアーム買収資金に係るシニアローン(2017年11月にリファイナンス)のうち1兆6,000億円を期限前弁済しました。
(注)有利子負債は、アリババ株式の株式先渡売買契約に係る金融負債および㈱ジャパンネット銀行の銀行業の預金を控除しています。
ソフトバンクグループ㈱は、2017年度に組成したコミットメントライン契約の満期終了に伴い、新たに2018年7月に総額1,785億円のコミットメントライン契約を㈱みずほ銀行、シティバンクおよびクレディ・アグリコル銀行をアレンジャーとした銀行団と締結しました。2018年度末におけるコミットメントラインの借入残高はありません。
ソフトバンクグループ㈱の100%子会社であるスカイウォークファイナンス合同会社は、2018年3月に実行したアリババ株式を活用した借入(8,000百万米ドル)を増額し、2018年9月に新たに約1,444百万米ドルを借り入れました。一方、2019年1月に4,370百万米ドルを返済したことにより、2018年度末における当該借入残高は約5,074百万米ドルとなりました。当該借入はソフトバンクグループ㈱に対してノンリコースです。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドは、NVIDIA株式を対象としたカラー取引を活用した借入金について、NVIDIA株式を充当することにより総額4,042億円返済しました。
スプリントは、2018年11月に2024年満期の担保付借入金について20億米ドルの増枠を実施し、その後、その全額を借り入れました。
2018年度において、当社グループの社債は2,433億円減少しました。
当社グループにおける主な社債の発行および償還は、次のとおりです。
(円建普通社債)
2018年6月に額面総額4,500億円の円建普通社債を発行し、4,000億円の円建普通社債を満期償還しました。これにより、円建普通社債の額面残高は500億円増加しました。
(外貨建普通社債)
2018年4月に額面総額750百万米ドルおよび額面総額1,450百万ユーロの外貨建普通社債を発行し、同年5月、2013年に発行した額面2,485百万米ドルおよび額面625百万ユーロの外貨建普通社債を繰上償還しました。
加えて、2019年1月、ソフトバンク㈱の上場による手取金を活用し、市場公開買付けを通じて額面総額約409百万米ドルおよび額面総額約519百万ユーロの外貨建普通社債の買入を実施しました。これらにより、外貨建普通社債の額面残高は円換算で1,999億円減少しました。
以上により、ソフトバンクグループ㈱の社債の額面残高は総額1,499億円減少しました。
なお、ソフトバンクグループ㈱は、2018年11月に東京証券取引所がソフトバンク㈱の株式上場を承認したことに伴い、同月、ソフトバンクグループ㈱の一部借入金、円建普通社債および外貨建普通社債に付されたソフトバンク㈱による保証をすべて解除しました。これにより、ソフトバンク㈱によるソフトバンクグループ㈱の債務に対する保証は消滅しました。
2018年11月、スプリントの子会社であるSprint Communications, Inc.は額面18億米ドルの社債を償還しました。
2018年12月、ソフトバンク㈱の株式が東京証券取引所市場第一部に上場しました。SBGJは、所有するソフトバンク㈱の株式の一部(発行済株式総数の33.50%)を売出し、手取金2兆3,498億円を受領しました。
当社グループでは、主に国内通信事業に係る設備投資資金についてリースを利用した資金調達を行っています。2018年度末におけるリース債務の残高は1兆1,866億円です。