国内経済は、米国の関税引き上げ等の政策による世界経済の減退リスクや物価の上昇、金融動向など、景気の先行きは不透明な状況が続くと予想されます。
食品流通業界は、小売間の競争激化や業態の垣根を超えた再編、また物価上昇による消費低迷と消費者の価値観の多様化などが一層進むと予想され、さらなる消費者起点のビジネスモデルへの進化が必要であると認識しております。
このような状況下、当社グループは、2025年度、中期経営計画「Transform 2025〜創造と循環〜(2023年度〜2025年度)」の最終年度として、目指す姿である「食を中心とする領域での共有価値の創造と循環〜社会的価値と経済的価値の両立〜」の実現に向けて単年度副題を“Catch the Market Phase2”といたしました。“Catch the Market”の精神をさらに深め、「消費者起点」でビジネスを推進することで、持続的な企業価値の向上に努めてまいります。
当社が将来にわたり成長し続けていくためには、常に環境の変化を機敏に捉え、顧客・消費者のニーズを先取りし、社会・経済両面において価値ある貢献を果たす必要があると認識しております。今後も持続的な企業価値の向上を成し遂げるために、共有価値創造に向けて進化するグッドカンパニーを目指してまいります。